母の得意料理のひとつでした。
結婚後にレシピを教わり何度も作ってきました。
最近ではちまきとして包むのではなく、炊飯器で中華おこわとして作っています。
母のレシピとともに、アレンジして簡単に炊飯器でできる中華おこわの作り方をご紹介します。
中華ちまきのレシピ
母から教わった中華ちまきのレシピは、母が若い頃に所属していた「友の会」(1930年に雑誌『婦人之友』の愛読者によって生まれた団体。様々な年代の会員が集まって、衣・食・住・家計・子どもについて互いに学び合っている。)で教わってきたものです。
【材料】
- もち米3合
- 豚肉(お好みでもも肉でもロース肉でも細切れでも)150g
- タケノコ150g
- 干ししいたけ6〜7枚
- 塩小さじ1
- しょうゆ大さじ2
- サラダ油大さじ2
- 竹の皮(洗って熱湯を通しておく)かアルミ箔
※竹の皮はお菓子やパン作りの材料や道具などを扱っている富沢商店などで入手できます。
![]() 竹の皮(中)/80g |
【作り方】
- もち米は洗って1晩水につけておいたものをザルに上げて水を切っておく。
- 豚肉、タケノコは荒いみじん切りにする。
- 干ししいたけはカップ2の水につけておいたものを荒いみじん切りにする(つけ汁はとっておく)。
- 大きめの鍋に大さじ1のサラダ油を入れ、豚肉、タケノコ、干ししいたけをよく炒める。
- 干ししいたけのつけ汁、塩、しょうゆを入れて5分ほど煮る。
- 別の鍋に大さじ1のサラダ油を入れ、もち米をよく炒める。
- もち米が透き通ってきたら5.の具材を合わせ、汁気がなくなるまで炒める。
- 7.を竹の皮かアルミ箔に包み、25分ほど蒸す。
母はアルミ箔に包んで蒸していました。
子どものころは中華ちまきをスプーンですくって食べていましたが、アルミ箔とスプーンとが当たった部分を口に含んだときにある違和感が嫌で、自分で作るときは竹の皮を使っています。
中華おこわのレシピ
もち米を1晩水に浸しておいたり炒めたり・・・という手間が面倒で、炊飯器で簡単に作れるようアレンジしてみました。
包まなくて済むのもラクでいいです。
参考にしたのは、炊飯器の取扱説明書の中にある「炊きおこわ/炊込みごはん」のページです。
今使っている炊飯器(パナソニック SR-PA10E2)には、内釜に炊きおこわ用の水位線があります。
【材料】
- もち米2合
- 白米1合
- 豚肉150g
- タケノコ150g
- 干ししいたけ6〜7枚
- ニンジン2/3本
- 塩小さじ1
- しょうゆ大さじ2
- サラダ油大さじ1
- ガラスープ(顆粒)小さじ1
ラインマーカーの部分が中華ちまきの材料と異なる部分です。
白米を混ぜる方が胃のもたれ感が少ないです。
白米を混ぜる場合、炊くときには白米1合につき水約60ml(目安)多めにします。
ニンジンは彩りをよくするために入れました。
もち米を炒めない分、サラダ油は少なくなります。
ガラスープは中華料理のときに重宝している調味料です。
炒め物、スープなどに使え、便利でオススメです。
【作り方】
- もち米と白米を合わせて洗い、ザルに上げて水気を切る。
- 豚肉、タケノコ、ニンジンは荒いみじん切りにする。
- 干ししいたけはカップ2の水につけておいたものを荒いみじん切りにする(つけ汁はとっておく)。
- 大きめの鍋に大さじ1のサラダ油を入れ、豚肉、タケノコ、ニンジン、干ししいたけをよく炒める。
- 干ししいたけのつけ汁、塩、しょうゆ、ガラスープを入れて5分ほど煮る
- 具材をザルに上げ、汁と具と別にしておく。
- 内釜にお米を入れ、6.の汁と水を「炊きおこわ水位線」3まで入れてさらに60mlの水を加えてよくかき混ぜる。
- お米の上に6.の具をのせる(混ぜない)。
- 「炊込み」コースに設定して炊く(「炊込み」コースがなければ普通に炊飯でもOK)。
- 炊き上がったらふんわりとほぐす。
まとめ
中華ちまきは【母の味】のひとつで、子どものころから母の作った中華ちまきが大好物でした。
お弁当に持って行くこともありました。
認知症対応型グループホームに入居している母がまだ自宅にいるころ、少しでも思い出してほしくて母のために中華ちまきを作ったところ、父が懐かしがってくれました。
母は思い出してはくれませんでしたが
「美味しいね」と言いながらよく食べてくれたので、それだけで十分満足です。
【母の味】をアレンジしましたが、これからは炊飯器を使って簡単方法で作り続けていくことと思います。
夫も好物なので、【我が家の味】となっていくことでしょう。
毎日の献立の参考になります。
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