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年末に我が家に置いてあった両親の衣類の手入れをしました。
その最中に母の姿を見つけ、心が温まる懐かしい思いを感じました。
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介護日記
両親の衣類の手入れ

元気なころの両親は、遠距離に住む私の元に毎年遊びに来て観光を楽しんでいました。
そのときなるべく荷物が少なくて済むよう、我が家には両親の衣類が何組か用意されています。
遊びに来ることができなくなった現在でも、それらはそのまま押し入れの中に。
父からその衣類を使いたいので送ってほしいと連絡がありました。
久しぶりに出す両親の衣類。
洗濯をして使えるものとそうでないものとに分け、修繕が必要なものは修繕し、大晦日に届くよう宅配便に集荷を依頼しました。
そこに母がいた!

父の衣類を手入れしていたときのことです。
ジャージのズボンのゴムが劣化していたので、取り替えようとしていました。
思わず手が止まりました。
そこには明かに手を入れた跡があります。
ゴムを入れ直す穴がないので、ウエスト部分の一部をほどいて繕った跡です。
わたしもおなじ方法を取ろうとしていたので、手が止まったのです。
お母さんがしたの?
お母さんだよね。
声に出してつぶやいていました。
そしてそばにいた夫に興奮気味にこの様子を語ってしまいました!
なんだか嬉しかったのです。
今ではもう私が娘であるとは、はっきりとは認識できない母。
そんな母がそばにいるような気持ちになりました。
母の父への愛情

父のために衣類の手入れをしていた母の痕跡を見つけ、
「あぁ、お母さんならそうだよなぁ」と思い出しました。
昭和ひとけた生まれの女性ですから、お裁縫は得意です。
和裁も洋裁もしていたので、針仕事はお手のもの。
私とは正反対(笑)。
父のためにしている姿が目に浮かび、母の父への愛情を感じました。
多くの記憶は失われていますが、夫への気持ちを持ち続けているのは、母に接していて感じられます。
父の衿元を直そうと手を伸ばしたり、似合わない格好をしていると
「似合わない!」と率直に口にしたり。
グループホームのお気に入りスタッフには
「うちのおじいちゃん(父のこと)、素敵でしょ!」と言ってみたり。
認知症が進んでしまっても、母にとって父は自慢の夫なのです。
そんな両親が誇りでもあり、羨ましくもあります。
まとめ

年末にバタバタしている中で見つけた母の姿。
そして母と同じことをしようとしている自分が、確かに母の娘なんだと認識した瞬間。
どちらも私にとっては、嬉しく心温まるものでした。
年が明けたら早々に母に会いに行く予定です。
理解できるかどうかはわかりませんが、今回の出来事を母に報告したいと思っています。
【認知症】何もできなくなる、何もわからなくなるわけではない|花の写真に興味を示す母
今回の実家行き終了。あとは帰宅のみ
— ゆきの@遠距離介護娘&施設介護嫁 (@yukino_50life) December 15, 2019
グループホームにいる母に持って行った花の写真は冬バージョン。
「セントポーリア」「シクラメン」「ツバキ」母が文字を読むたびに父は嬉しそうにしている。
過去記事です。
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