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新聞の投書欄に載っていたある大学生の投書。
自身のおじいさまを見て感じた老後について書かれていました。
私とは年代は全く異なるものの、思わず「そうそうそう!」とつぶやいてしまうほど共感しました。


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投書の概要


投書の内容は「定年後も健康なら働く」ではなく、健康だからこそ定年後の人生を自分のために使ってほしいというもの。
おじいさまは退職後の生活を楽しんでいるように投稿者は感じているとのことです。

働きたい人、定年後の生活を楽しみたい人、一人ひとりの選択肢が尊重される社会になってほしいと投書は結ばれていました。


70歳までほぼ現役とは!


「65歳は完全現役」
「70歳はほぼ現役」
「公的年金の受給開始を70歳以降も選択肢に」

どれも自民党のプロジェクトチームが政府へ提言する案に盛り込まれる言葉だそうです。
超高齢化社会に備えるため、元気な高齢者には働いてもらおうということでしょうか。

受給開始を70歳以降も選択制で・・・という案が出ていることで、「70歳」が一人歩きしている感もありますが、支給する気はあるんだろうか?と思ってしまいます。

最近の様々な状況を鑑みると、まるで一生働け!と言われているかのように感じることもあります。
確かに一昔前に比べたら、70代でも十分お若い高齢者もたくさんいますが・・・。


人生は一律ではない


健康だから働きたい人。
健康だけど働かずに退職後の生活を楽しみたい人。
健康を害して働けない人・・・。

高齢者と言っても状況や思いは様々です。
働きたいと思っていても、思うような働く場がないことだってあります。


健康寿命がある間に第2の人生を楽しみたい


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私たち50代が60代70代になるのはもうそんな遠くではありません。
親世代は定年退職後に健康を保ちながら、旅行を楽しんだり趣味を楽しんだりしていました。

平均寿命と健康寿命との差は10年ほどあると言われています。
定年後も働かなければならないなら、健康な老後の時間はほとんどないことになります。

年金だって今後どうなることやら・・・。
退職金が入っても手をつけたら老後は年金だけでは暮らせない、なんて情報も見聞きします。

私たち世代は老後を楽しむことはできないのかもしれないね・・・なんて夫婦で話すこともあります。
退職したらあんなことをしたい、こんなことをしたい、あそこにも行きたい。
そんな話は夢物語になってしまうのでしょうかね。

もう老後の第2の人生と考えない方がいいのかもしれません。
第1の人生も第2の人生もない。
60歳、65歳で一区切りということはもうできないのでしょうね。


まとめ


私は長いこと専業主婦で生きてきました。
反対に夫はずーっと働きづめです。
最近では早めに辞めたいなんてことも言うようになってきました。

残りの人生をどう生きるか、どう生きたいか、家族のためにずっと働き続けてきた夫の気持ちを尊重したいと言う思いもあります。
経済的な問題が一番のネックですけどね(^^;

親たちが現役世代だったころ、退職金でこんなことをしたい、退職したらあんなところへ行ってみたいという会話をよく耳にしました。
当時は明るい老後を描けていたんですよね。

身の丈に合った老後を生きていくしかありません。
ささやかでもその中に明るさを見出していきたいです。


同世代の人の共感できる思いを見つけると元気が出てきます。

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