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結婚や結納、家に関する意識は、私たちが結婚した30年ほど前とは変わってきています。
地域による差もあるでしょうが、全体的に簡略化の傾向があるようです。
それでも変わらない部分もあります。
今回の経験をふまえて、今どきの結納事情についてまとめてみました。
目次
・50代世代が結婚した当時の結納事情
・今どきの結納事情
・結納・顔合わせのスタイル
・我が家の結納
・略式結納ってどうしたらいいの?
・結納をしたことによるメリット
・まとめ
50代世代が結婚した当時の結納事情
私が結婚したころは、周囲の友人たちを見てもきちんとお仲人さんを立てるのが当たり前という感じでした。
本来の意味でのお仲人さんではなく、いわゆる「頼まれ仲人」であったとしても。
結納も周囲ではほとんど皆がしていたように記憶しています。
今どきの結納事情
結婚情報誌ゼクシィのアンケートによると、両家の顔合わせのみ行ったカップルが74.6%と8割近くあります。
結納のみが5.6%、両方行ったが14.6%だそうです。
アンケートの対象者をどのように抽出したかが書かれていませんでしたから、この数字がそのままイコール世間の風潮とは必ずしも言えないと思います。
地域差だってあるでしょう。
それでも、結婚のカジュアル化、略式化が進んでいることがうかがい知れます。
結納・顔合わせのスタイル
- 正式結納 昔ながらの、お仲人さんが両家を訪問して金品を交わす結納。
- 略式結納 お仲人さんを立てずに、男性側が女性側を訪問して金品を贈る結納。
- 両家顔合わせ食事会 両家が集まり、ホテルやレストラン、料亭などで食事をしながら顔合わせをする方法です。
女性側の自宅ではなく、ホテルやレストランなどで行うこともあります。
この場で結納金や婚約指輪などが贈られることもあります。
我が家の結納
我が家は顔合わせと結納と両方行いました。
結婚する当人たちがアレンジして、顔合わせの場をセッティングしてくれました。
その場では「初めまして」のご挨拶と今後の方向性を話し合い、結果結納をすることに。
初めて会った場で結納をどのようにするかという話をするのは、なかなか難しいものでもありました。
お互いにどこまで率直に話していいものか、空気を読みながら、距離感を測りながら、かつおめでたい席なので和やかに。
結婚する当人たちは、まだ若いということもあってか親たちに任せるというスタンス。
率直に話をした結果、昔のようなたくさんの飾り付けがあるような結納ではないけれど、簡単に結納をするということに。
お仲人さんもなしです。
略式結納ってどうしたらいいの?
いざ結納をとなっても、略式結納をどのようにしてよいやら。
頼りになったのはデパートの結納用品・儀式用品コーナーでした。
意向を伝えると、数種類のセットを案内してくれました。
略式結納でも結納品はいくつもの種類があるものなのですね。
一番簡単なものは、結納金の金封を白木の台に載せるセットでした。
次に紹介されたのは漆塗りの文庫箱の中に、結納金と酒肴料などをセットするもの。
これは文庫箱を後々使えるということで勧められました。
このようなタイプです。
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白木の台に結納品七品を載せるというタイプのものもありました。
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こちらは黒塗りの結納台の上に結納品を並べるもの。
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我が家が選んだのは3つ目のタイプに近いものです。
黒塗りの結納台の上に結納金、酒肴料を。
それらの右側に鶴の飾り物が、左側に末広がセットされた亀の飾り物が並べられ、手前に指輪をセットするものでした。
結納をしたことによるメリット
顔合わせのときはお互い初めてということで、緊張感もありました。
またその場で結納品を手渡すには、両家で何も相談していないので無理がありました。
結果として顔合わせ→結納となったわけですが、一度顔を合わせていたためお互いにリラックスして臨めたと思っています。
儀式の側面もありますが、和やかでお祝いムードいっぱいの席になったと感じています。
簡単に一度で済ます方法もあるでしょうが、段階を経たことで両家の気持ちが近くなったように思いました。
まとめ
私たち世代の結婚のときと違い、昨今の結婚では当人たち主体で進められるものが多いように感じます。
結婚式の招待状も以前は親同士の連名で送るものでした。
ここ10年〜15年ほどの間に、我が家に送られてきた招待状のほとんどは新郎新婦の連名。
親同士の連名で送られてきたものを目にしたときは
「あら珍しい」と思ったほどです。
時の流れによって変わっていくものもあれば、地域性などで変わらないものもあるでしょう。
変化に柔軟に対応しつつ、守っていくべき伝統は守ることができたらと思っています。
結納や結婚の形がどのように変わっていくにせよ、子どもたちの幸せを祈る親心はずっと変わらないものですよね。
息子の結婚に対する母の思いを、こんな記事で書いています。
