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京都土産の亀屋良長(かめやよしなが)の烏羽玉。
似ているなぁと感じたのが静岡・清水屋の黒大奴(くろやっこ)です。

似ている点、異なっている点も含め、烏羽玉をご紹介します。


亀屋良長・烏羽玉.JPG





清水屋・黒大奴



上の記事にも書きましたが、黒大奴は昆布入りのようかんの中にこしあんが入っています。
大きさはひとくちサイズで形は楕円形。

清水屋・黒大奴.JPG 清水屋・黒大奴.JPG


亀屋良長・烏羽玉


亀屋良長・烏羽玉.JPG 亀屋良長・烏羽玉.JPG

烏羽玉はこしあんに寒天がかけられていて、黒くつやがあります。
その上にはけしの実が。

このお菓子のこしあんは、沖縄の波照間島(はてるまじま)産の黒糖を使っています。
寒天のつるんとした心地よい口当たりで、口の中では黒糖のコクと香りがほんのりと。


檜扇(ひおうぎ)と烏羽玉


ヒオウギ・檜扇(ひおうぎ).jpeg

烏羽玉は檜扇(ひおうぎ)の実を模したお菓子です。

檜扇は夏にオレンジ色の花が咲きます(上の写真が檜扇の花です)。
花が開いた後に実を結び、できる黒い種が「射干玉(ぬばたま)」または「烏羽玉(うばたま)」と呼ばれるそうです。

「ぬまたば」は和歌では黒、夜、夢などにかかる枕詞として用いられます。
黒い和菓子のイメージにぴったりですね。

亀屋良長・烏羽玉.JPG

パッケージの柄が檜扇の花になっています。


おわりに


亀屋良長は享保3年(1803年)の創業。
烏羽玉は創業以来作り続けられていて、昔のままの姿をしているそうです。
200年以上変わらないお菓子を味わえるというのは、素晴らしいことだと思います。

亀屋良長のHPによると、和菓子の手作り教室もあるそうです(70分2,500円・税抜)。
中国語、英語の通訳も可能とのことですから、外国人観光客にも喜ばれる企画でしょうね。
HP⇒https://kameya-yoshinaga.com/

烏羽玉は 6個入り486円、12個入り1,080円、24個入り2,160円、36個入り3,186円、48個入り4,282円(いずれも税込)があります。
京都・四条の本店だけでなく、JR京都伊勢丹B1直売店、京都島屋、京都大丸でも購入できます。
京都への旅行や出張のお土産にどうぞ。

亀屋良長・本店

京都府京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
TEL:075-221-2005
FAX:075-223-1125
営業時間:9:00〜18:00(茶房 11:00〜17:00)
年中無休



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