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50代の私が小学生のころは、書道の時間は墨をすることから始まりました。
「心静かに墨をすり、心を落ち着かせてから文字を書く」と先生から言われた記憶があります。
「文字は心を表す」とも言われました。
祈願したいことがあり、先日自宅で写経をしました。
写経場でする写経、自宅でする写経それぞれのメリット、文字を書くことが心に与えるものについて書いていきます。
写経について
写経とをお経を書写すること。
写経には仏法を広めるために、また経典を学ぶために写されたものと、願いをかなえようとして書かれたものとがあります。
書写された経典は様々なものがありますが、現代では多くは「般若心経」を写すことを指しています。
写経場でする写経のメリット
- 厳かな雰囲気の中でできる。
- お寺という日常とは離れた場でできる。
私の初めての写経は、お寺の写経場で行いました。
厳かな雰囲気の中で静かに墨をすり、一文字一文字書いていことで何とも言えぬ清々しさを感じることができます。
自ずと姿勢もよくなり、「無」の状態で臨むことができます。
何度か経験することで、お経の意味を考えながら写すこともできるようになりました。
こういった「非日常」が、写経場でする写経の一番のメリットだと感じています。
自宅でする写経のメリット
- いつでも好きな時間にすることができる。
- 形式や作法にとらわれることなくできる。
- 周囲を意識せずに書くことができるので集中でき、自分自身と向き合うことができる。
写経場でも、もちろん自分自身と向き合いながら写経することができます。
でもその場に何人かいた場合、どうしてもまわりが気になってしまうのは人としてよくあること。
初めての写経ならなおさらです。
「隣の人はどんなふうに書いているのかしら・・・」
「人がいると思うと筆を持つ手が震えてしまう・・・」
みんな自分のことに集中してますから、誰も見てないんですけどね。
そんな場合は自宅での写経をおすすめします。
あるいは気心の知れた友人と写経場での写経を体験するのもいいかもしれません。
初めての写経の際に、作法よりも気持ちを落ち着けて書くことの方が大事だと教わりました。
自宅での写経はそういった面でもぴったりです。
紙と筆記用具さえあれば、いつでも思い立ったときにできる。
これが一番のメリットだと思います。
文字を書くことが心に与えるもの
- 穏やかさ
- 清々しさ
- 気持ちの軽さ
- 緊張感の緩和
実際に写経をすることで心に感じたのはこれらのことです。
どれもリラックスにつながることばかりです。
集中し、雑念がなくなることを通して、心に重くあったものがそうでもなかった・・・と感じられることもあります。
悩みそのものがなくなることはありませんが、凝り固まっていた心がほぐれることで、見方や捉え方に変化が生じるのでしょう。
自宅で写経をするときの道具
よく使っているのが、お寺から得ることのできる写経セット。
見本と用紙がセットになっているものです。
お経の読み方や意味などについて書かれた冊子も入っています。
100均で購入した写経用紙を使ったり、家にある半紙に書くこともあります。
筆と墨で書くこともあれば、墨汁を使うことも。
また筆ペンを使うこともあります。
用紙や筆ペンがセットになっているものもあります。
かんたん写経・写経セット・筆ペン・写経用紙
筆文字に自信がなくても、なぞるだけでいいものもあります。
入門 なぞる写経セット「般若心経」 筆ペン付き
まとめ
「写経」や「写経 〇〇(地域名)」で検索すれば、お近くの写経ができるお寺を探すこともできます。
また写経用紙をHPから申し込むことができるお寺、HPから写経用紙をダウンロードできるお寺もあります。
非日常を求めてお寺の写経場に行くのもよし。
自宅で気楽に始めてみるのもよし。
仏教については詳しくはないですが、お経を一文字一文字書き写すということは功徳があると言われているそうです。
お願い事をしたり、平和や安寧を祈る方法としても用いられてきました。
信仰は置いておくとしても、文字を書くことで得られる心の穏やかさや清々しさは多くの方が経験されていることだと思います。
忙しい毎日の中で、ときにはそんな時間を持ってみてはいかがでしょうか。
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