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人と接する機会が激減した昨年。
今年も同じような状況がどれだけ続くのでしょうか。
私は外で仕事をしているわけではないので、家族以外の人との接触がほとんどなくなりました。
会いたい人はたくさんいます・・・。
50代主婦日記 ブログブログ・テーマ
私と母
私と母とは特に仲が良い親子というわけではなく、ごく普通の母と娘だと感じています。
二人だけで旅行をしたこともあります。
何かあれば相談したことも、もちろんあります。
とはいえ、普通の親子関係だと思っています。
家族や私自身についてはプロフィールに記していますので、よろしかったらそちらもご覧ください。

私は大学進学と同時に家を出ました。
そして、大学卒業後まもなく結婚。
長く実家で暮らしていた妹たちに比べて、親と一緒に暮らした時間は三姉妹の中で一番短いです。
さらに遠距離に長く暮らしていますので、親と関わる時間も妹たちと比べると少ないです。
母の存在の大きさ
今、誰に一番会いたいか。
そう尋ねられたら、「母」と即答します。
昨秋にも、無性に母に会いたくなったことがありました。
施設で暮らしている母には、昨年の1月末以来会えていません。
コロナ禍の現在、そんな状況にあるのは私だけでなく、世界中の多くの人がごく身近な身内にも会えていない状態でしょう。
誰でも母親から生まれてくる。
それだけが理由ではないでしょうが、母親という存在が心のよりどころになっている人も多いと思います。
「母だったら、こんなとき何て言うかな?」
「あのとき、こんな言葉がけをしてくれたな」
そんなことを思い出すようになったのは、母の認知症が悪化して私を娘と認識できなくなってからのような気がします。
語り合えなくなって初めて、母という存在の大きさに気づいたのかもしれません。
母の状態に変化が
年が明けてから、そしてコロナ禍がますますひどくなっていく中で、会えない母への思いが強くなってきていました。
そんなときに次妹からの知らせが・・・。
このところの母の様子から、おそらく老衰の状態に入っているだろうという連絡が、母の入居している施設の看護師さんからあったそうです。
そして、急変があった場合には救急車を呼ぶかどうかの確認もあったということです。
何が何でも救命するのか、母の生命力に任せるのか・・・。
昨年の元日に母が誤嚥性肺炎で入院したとき、病院の医師から「今後口から食事をするのは難しいだろう。その場合にどのような対応を望むか」ということを尋ねられました。
父と私たち三姉妹そろって話を聞き(事前にどう答えるのか、話し合いをして考えをまとめておきました)、母が元気だったころ望んでいたように、経管栄養などは用いないことを伝えました。
そのような経過もあり、今回の施設からの連絡に、急変の場合の救急搬送は望まないことを伝えたと妹から話がありました。
1年前の誤嚥性肺炎から母は見事に回復して食欲も増し、ムース食ではあるものの口からの食事を楽しんでいるとの報告を受けていました。
そんな母が食事ができないだけでなく、ほぼ一日中眠っているようになってきているそうです。
今日、施設の主治医の診察があり、次妹と父が話を聞くことになっています。
今後のことを話し合うのだと思われます。
おわりに
老衰についてネット検索しているときに、見つけた専門医の言葉があります。
「食べなくなるから死ぬのではなく、死に向かっているから食べなくなるのだ」
細かな言葉は違っているかもしれませんが、そんな内容だったと記憶しています。
看護師さんの経験から、おそらく老衰だろうという状態になっている母。
主治医の診察を経なければ詳細はわかりませんが、母は徐々に弱っていっているのだと思われます。
今年で90歳になる母。
老衰であるなら、天寿を全うするということなのでしょう。
延命治療や死生観については、考え方は人それぞれです。
私たち家族は母が望んでいた選択を、家族として尊重することにしました。
痛みや苦しみがないことだけを祈っています。
でも、今まで何度も危険な状況になりながらも見事に回復してきた母ですから、今回もまたそうなるのではないか・・・という淡い期待を抱いていているのも事実です。
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