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母の死と、90代父のこれからの生活
数日前に久しぶりにかかりつけ医に行ったところ
「少しは落ち着かれましたか?」と声をかけられました。
改めて自分を振り返ってみると、生活はようやく元に戻ってきたと感じているところ。
1ヶ月半も自宅を留守にして実家に滞在していましたので、帰宅後しばらくは家のことに追われていました。
帰宅して2週間あまりが過ぎ、クローゼットもリビングもやっと夏仕様になりました。
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寂しさを感じる暇がないのか・・・
実家から帰り自分の部屋に入ってまず目に入ったのが、洗濯された冬服と洗濯しようと分別していた冬服。
それを見ただけでどっと疲れが。
4月の初旬に実家へ行ったので、冬服の片付けが途中だったのです。
時間の流れを実感した瞬間です。
リビングに入ってまた疲れが。
家事ができる夫なので、家のことはそれほど心配はしていませんでしたが、日々の家事ができることと家の中の片付けができることとは別物だと感じました。
洗濯や炊事、日々の掃除はできていても、何となく雑然としたリビング。
細かなところの掃除ができていない水回り。
積み上げられた新聞。
たたまれていない洗濯物。
おそらくそうなっているだろうと想像はしていましたが、実際に見ると・・・ね(笑)
悲しみは後からくると言うが・・・
亡くなったばかりのうちはやるべきことが多く、悲しみや疲れは後からくるとよく言われます。
母方の叔母からも、そんな言葉をかけられました。
でも実家から帰ってきた後も、疲れは出てきましたが、そんな感情は湧いてきません。
私って親不孝者?
母はいつもそこにいる
私が寂しさや悲しさを感じない、母を失った喪失感を覚えない理由は、母は今までもこれからも「そこにいる」と感じているからのようです。
長年遠距離に暮らしてきましたから、そばにいないのは当たり前になっていました。
また認知症だったため、親子の会話ができなくなってからの時間も長くなっていました。
それでも私にとって母は母でしたし、何もできなくなった人ではありませんでした。
そこにいてくれるだけでありがたい存在。
そしてこの世にいなくなってからも、同じように「そこにいる」と感じています。
おわりに
これから先の感情がどうなるのかは、わかりません。
義母は自分の母親が亡くなったとき、とても気丈にしていましたが、お葬式の最中に突然号泣し始めました。
私にもある日突然、そんな心の動きがあるかもしれません。
毎日母の写真に向かって話しかけています。
その多くは父のこと。
父のことを常に気にかけていた母です。
今でもきっと同じ思いでいることでしょう。
プロフィールにも書いていますように、私は三姉妹の長女です。
両親の元で同じように育ったとはいっても、3人の娘たちにとって、母との距離感、母との思い出、母への思いはそれぞれ異なります。
3人がそれぞれの場所で、母の写真を前にして母と語り合っていることと思います。
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