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先日、その納骨堂に母の遺骨を納めてきました。
納骨堂にはいくつか種類がありますが、契約したのは自動搬送式の納骨堂です。
以前見学をした3ヶ所の納骨堂についてはこちらをご覧ください。
今日は、自動搬送式納骨堂についてまとめてみました。
あくまで納骨堂の一例です。
詳細については、「納骨堂 〇〇県」などの検索ワードでご覧になってください。
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目次
自動搬送式納骨堂のシステム
自動搬送式納骨堂のメリット
自動搬送式納骨堂のデメリット
自動搬送式納骨堂に参拝して感じたこと
おわりに
自動搬送式納骨堂のシステム
自動搬送式納骨堂とは、厨子に入った遺骨が参拝ブースに自動的に運ばれてくるタイプの納骨堂です。
母の納骨堂についてまとめてみます。
参拝の方法
- 受付のタッチパネルに参拝カードをかざす。もしくは受付で故人または契約者の名前を告げる。
- 納骨堂に安置されている厨子が、参拝ブースの墓石まで運ばれてくる。
- 参拝ブースの墓石の前でお参りする。
厨子について
厨子の一番手前に銘板があり、墓石にはめ込まれるようになっています。
銘板には家紋や〇〇家、好きな言葉を彫刻することができます。
両親は以前から相談して決めていた言葉があり、それを銘板に刻んでもらいました。
遺骨を収納する厨子には、通常の大きさの骨壺で2体、専用骨袋に収めると8体まで収納可能で、過去に見学した納骨堂ではペットも可ということでした。
参拝ブースについて
お花が常に墓石の両側に備えられていて、これは毎日新しいものを手向けていると聞きました。
また、お香は抹香が用意されています。
墓石の隣にはディスプレイがあり、遺影などを映し出すことができます。
運営母体
母の納骨堂はお寺が運営していますが、宗教・宗派、国籍を問わず利用できます。
法要・お葬式を執り行える施設がありますが、運営母体のお寺以外のお寺から僧侶を呼んでの法事も可能とのことでした。
その他の施設
大小のホールがあり、葬儀や法要に使えるようになっています。
また、お通夜や法要などの会食をすることができるホールもあります。
運営母体のお寺での法要をお願いする場合には、どの施設も無料で使用できます。
待合フロアは休憩や待ち時間に使うことができ、更衣室も備えられています(無料)。
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自動搬送式納骨堂のメリット
- 室内なので、天候を気にせずにお参りできる。
- お花やお線香の用意がいらず、突然思い立ったときでも気軽にお参りできる。
- 参拝ブースが複数用意されているので(母の納骨堂は12ヶ所)、参拝がなるべく隣り合うことのないよう配慮してくれる。
- 参拝ブースにはベンチなども用意されているので、ゆっくり参拝できる(特に時間制限がないので、半日ほどゆっくりしている方もいるそうです)。
- 使用期限がなく、名義変更だけで(子や孫、親戚でも可)継続して使用できる。
- 承継者がいない場合、合葬墓で供養してもらえる(遺骨を混ぜることはぜず、厨子ごとに埋葬してくれる)。
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自動搬送式納骨堂のデメリット
- 墓石の形や大きさ、材質などを選ぶことはできない(銘板に刻む文字などは選べる)。
- 365日参拝できるが、開館時間以外はお参りできない。
- 年間管理費が一般のお墓に比べて高い(母の納骨堂は18,000円、義実家の菩提寺は5,000円)。
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自動搬送式納骨堂に参拝して感じたこと
納骨堂を選ぶのに、施設で暮らす父がタクシーを使って行くにも、娘である私たちが行くにも便利な場所にあるということを条件に探していました。
父はタクシーで20〜30分ほど、妹たちも電車で30〜40分。
最寄り駅からは徒歩1分。
新幹線利用の私も、東京駅から15分ほどという便利な立地です。
「あそこは遠すぎてお墓参りができないから、近いところに変えたい」と言った父の希望に添うものでした。
室内は静かで美しく、静寂の中でお参りできると感じます。
父が母の納骨を済ませて、ほっとした様子だったのが何よりです。
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おわりに
実家の場合、父が次男なのでお墓を用意しなければならず、また子どもは娘3人なので後々のことも父の懸念事項でした。
納骨堂を契約し、先々のことも心配がなくなったことで、安心できたようです。
私と妹たちの中で一番長生きした者が、最後の始末をすることとなるでしょう。
我が家の息子たちや甥っ子姪っ子が、継続していきたいと言えば、またそのときに考えようと話し合っています。
最近では「墓じまい」ということもよく耳にします。
子どもがいなかったり、お墓が遠距離にあるという点が問題になるようです。
義実家のお墓は遠距離にあるので、今後どうしていくかは考えていかなければならないと思っています。
息子たちの意向も確認しなければなりません。
家族で向き合って考えていかなければならない問題です。
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