スポンサーリンク
昨日はバレンタインデー。
50代後半のアラカンともなると、家族でチョコレートを楽しむのが定番。
私だって食べたい!(笑)
実家の父には妹たちと3人で長年プレゼントしてきました。
毎年妹のどちらかが用意してくれて、遠距離に住む私は3分の1の代金を支払うだけですけどね。
今年は数十年ぶりに父へのプレゼントがありませんでした。
理由は2つ。
昨春母が亡くなったあと、父が高齢者施設に入居したこと。
コロナ禍で現在面会が制限されていること。
面会制限がなければ、近くに住む妹たちがチョコを持って会いに行っていてくれたはず。
残念ですが、現状では仕方ないです。
にほんブログ村・50代の生き方ランキング
人気ブログランキング・50歳代
父に電話を
バレンタインデーだからというわけではありませんが、昨日夕方、父に電話をかけました。
いつも他愛ない会話。
それでも父は喜んでくれますし、娘たちからの電話を心待ちにしてくれているようです。
チョコレートの話も出ました。
おやつの時間に、チョコレートをコーティングしたウエハースが出たとのこと。
施設でも心配りしてくれているのでしょうね。
でも、「今日はバレンタインデー」といった話は出なかったそうです。
父としては、そんなことをきっかけにスタッフと会話がしたかったのかも・・・。
愚痴をこぼさない父
父が自宅で母を介護していたとき、主治医から「お父さんは我慢強い方ですね」と言われるほど、大変だとか辛いとかいったことを言わない父でした。
80代後半同士の老老介護でしたから、体力面でも気力面でも大変でないはずはありません。
妹たちとできるだけサポートはしてきたつもりでしたが、まったく足りてはいなかったでしょう。
初めて父が弱音を吐いて号泣したのは、そろそろ母を施設介護にしようかと相談し始めたころ。
見学に行った施設の施設長さんとの会話で、溜め込んでいたものが溢れ出たようでした。
そんな父ですから、現在の暮らしに対して不満を言うことはほとんどありません。
それでも自宅で自由にしていたときと比べて、好きなものを自分で買ってきて食べられるわけでもなく、散歩だって自由に出られるわけでもなく、不自由さを感じているはずです。
一人暮らしはもう無理。
娘たちに負担はかけたくない。
何かあったときに誰かがいてくれた方が安心。
様々な思いから、自分で施設での暮らしを選んだ父ですが、決めるまでの数日の間に「施設で暮らすには覚悟が必要だよな」と言ったことが忘れられません。
覚悟。
そこには多くのものが含まれていると感じました。
90代という高齢になってからの集団生活。
個室があるとはいえ、人の目があることには変わりありません。
人の目があるということは、家族にとっては安心なことですが、本人にとっては気を遣うことも多々あるでしょう。
自分がその年になったとき、同じような決断ができるのか。
まだ自信はありません。
おわりに
親の介護に関しては、どれだけやっても後悔が伴うということをよく耳にします。
後悔と納得の狭間で、揺れ動くこともたびたびです。
母については、「姉妹3人でできることはやった」という思いがあります。
亡くなったから、もう直接してあげられることがなくなったから、そう言えるのかもしれませんが。
父に関しては現在進行形なので、まだまだ心が安定しません。
あれもしてあげたい、これもしてあげたい。
なのにコロナ禍でできない。
仕方ないとわかっていながら、残された時間がそれほど多くはないことを考えると、胸が締め付けられる思いです。
父は淡々としています。
すべてを受け入れているのでしょう。
来年のバレンタインデーには、チョコレートを持って面会ができるようになっていることを祈りたいです。
さて、我が家のバレンタインチョコ。
今年は北海道から「三方六の小割 冬の濃厚ショコラ〜キャラメリッチ〜」をお取り寄せしました。
通常商品の「三方六の小割」はバームクーヘンにホワイトチョコとミルクチョコをかけたもの。
チョコバージョンの冬の濃厚ショコラ〜キャラメリッチ〜は、ショコラバームクーヘンにキャラメルチョコレートがかかっています。
冬限定だそうです。
母の写真の隣に供え、私も美味しくいただきました。
にほんブログ村・50代主婦ランキング
人気ブログランキング・50歳代
2つのブログランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして応援してくださると嬉しいです。
ブログ村テーマ
50代を考え暮らす
50代主婦日記
シニア・中高年日記
感じたまま、思いのままをつづる
家族の介護・お世話