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カテゴリ:介護・見守り

高齢者世帯に工事なしで使えるIHクッキングヒーター(アイリスオーヤマ)


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※この記事は2016年に書いたものに、加筆・修正を加えて書き直したものです。今は亡き母も、現在は高齢者施設で暮らす父も、まだ自宅で生活ができていました。

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一昨年の冬、実家のキッチンのコンロをIHクッキングヒーターに変えました。母の認知症が今ほど進んではいず、まだ時々料理をしていたころでした。

それでもだんだん認知力が低下してくると、危険なものを危険と感じないときもあり、ガスコンロでは火災ややけど、袖口などへの燃え移りが心配になります。

一時はガスコンロを使い終わるたびに電池を抜いて、母が使えないようにしていたこともあります。そうなると料理をする父が不便を感じるように。

また火災や燃え移りの心配は父も同様でしたから、IHクッキングヒーターに変える必要性を感じるようになってきました。


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購入したのはアイリスオーヤマのIHクッキングヒーターです。


2口 IHクッキングヒーター アイリスオーヤマ 工事不要 1400W 100V 6段階調節 静音使用 お手入れ簡単


キッチンの高さや設置場所に合わせて、スタンド付きタイプのものもあります。


【公式】 2口 IHクッキングヒーター アイリスオーヤマ 工事不要 1400W 100V 脚付き


スタンドは別売りもありますので、使ってみて不便だったらスタンドを購入するのでもよいかと思います。


【公式】 2口IHクッキングヒーター 用スタンド アイリスオーヤマ ブラック


購入の決め手となったポイント


  • 火が出ないから安心

  • 電源が100Vで電気工事がいらない

  • 価格が手頃

  • 全面フルフラットのガラストップで掃除がしやすい

  • 1分〜9時間50分のタイマーが付いている


 

安全のための機能


  • なべ検知機能:使えるなべ、使えないなべを自動的に判別

  • なべなし検知機能:なべをのせないで加熱を始めると、自動的に加熱を終了

  • 小物検知機能:スプーンなどのなべ以外の小物を置いて加熱すると、自動的に加を終了

  • 切り忘れ防止機能:調理を始めて、2時間以上ボタン操作をしないと、自動的に加熱を終了

  • トッププレート過熱防止機能:トッププレートの温度が上がると、点滅して加熱を終了

  • 内部回路過熱防止機能:内部の温度が上がると、ランプが点滅して加熱を終了

  • 揚げ物鍋そり検知機能:底のそりが大きいなべを使用して揚げ物調理すると、点滅して加熱を終了



デメリットがないわけではありません


  • 火力が弱い

  • 電子レンジや炊飯器など、同時に使うとブレーカーが落ちることがあるので要注意

  • 慣れるまでは火力調整がうまくできず、調理時間がかかることがある


実家へ行くと私も使いますが、麵を茹でるなどでお湯を使う必要があるときには、このヒーターで水から沸かすのではなく、電気ポットで沸騰させたお湯を使うようにしています。火力が弱い点をそのようにしてカバーしています。
  
ある程度のデメリットがあっても、安全、安心には代えられません。右手前の電源ボタンを押し、そのあとはガラストップ手前の加熱キーをタッチするだけという簡単さを父は気に入ってくれました。

火力調節も「強く」「弱く」と表示してあるところをタッチするだけで、高齢者にも操作が簡単です。

またフルフラットのガラストップは、拭くだけできれいになるので手入れがラクで、高齢になってもきれいに保つ手間がそれほど必要でないのがいいと感じています。

購入したのは2口のものですが、1口のものもあります。料理は簡単なものしかせずに1口で十分という場合は、スペースも少なくて済むので1口コンロでもいいかもしれませんね。

高齢者とひと口に言ってもライフスタイルや体力などは人それぞれ。生活状況に合ったものを便利に使ってほしいです。



義父はNO!


昨年末、夫の実家でもガスコンロを買い替えることになりました。

一緒に買いに行きましたが、料理好きの義父には火力の弱いIHクッキングヒーターは却下されました。離れて暮らしている分、安全なものを使ってほしいのですが、さすがに強制はできません。

今すぐは無理でも、折を見てまた勧めてみたいと思います。

※義父は義母が亡くなってから4年ほど一人暮らしをしていましたが、病気をきっかけに我が家で在宅介護をするようになり、その後はグループホームに入居して穏やかに暮らしています。

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おわりに


親たちの在宅介護、遠距離介護を経て、母と義母は亡くなり、現在父も義父も高齢者施設で暮らしています。

それぞれの老いの状況を見守りサポートしながら、自分たち夫婦の老後をシュミレーションすることができたように感じています。

コンロに関しても、いずれは我が家でもIHクッキングヒーターを導入することになると思います。住んでいるマンションのキッチンは、リフォームの際に200V工事ができないとのことで、IHではなくガスコンロに。

後付けでこういったIHクッキングヒーターを使うことができると知ったのは、私たちの今後の生活にもプラスになりました。

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肺炎から自力で回復?!|95歳父の驚異的な回復力の源とは?


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父が暮らす高齢者施設から「熱があります」と連絡があったのは、2週間ほど前のこと。熱以外には症状はないとのことでしたが、何せ95歳という高齢ですから心配は尽きません。

連絡があった前日に妹が面会したときは元気だったそうです。高齢ですから突然何が起こっても不思議はないのですが。

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父の病状の変化


発熱当日に訪問医の指示で解熱剤を服用したとのことで、翌日には熱が下がり始めたそうです。

PCR検査は陰性で、食事もできていると聞いていたので、数日で落ち着いてくるかと思っていました。

ところがSPO2(経皮的動脈血酸素飽和度・血中の酸素の量)が下がっていて、訪問医の診察と検査の結果、肺炎の疑いがあるため大きな病院を受診することに。

父は肺炎にかかったことはありませんが、年齢的にとうとう誤嚥性肺炎か・・・と心配がつのってきました。


受診の結果は


受診当日はもう熱もなく、本人は病院へは行きたくなかったそうで、付き添った妹には「来る気はなかったんだよ」と言っていたとか。

検査や診察の結果、肺に多少の炎症はあるものの入院するほどのことはないとのことで、しばらく薬を服用するだけで済みました。

病院も入院も手術も大嫌いな父。ホッとしたようです。もちろん私たちも。

診察してくれた医師は、「ご家族の希望によっては入院する場合もありますが、高齢者が入院すると体力がかなり落ちますからお勧めはしません」と言っていたそうです。私たち家族も、入院による体力の低下が一番気になっていました。

また炎症の部位から想定すると、誤嚥性肺炎ではなさそうだとも言っていたとか。今回の症状の原因はわかりませんが、まだ嚥下機能は大丈夫だということでしょうか。年齢的に嚥下機能の低下は仕方ありませんが、ちょっとホッとしました。


父の回復力の源


発熱から病院を受診するまで数日ありましたが、受診したときにはほぼ元気な状態になっていました。高齢であることを考えると、自力でそこまで回復したとは驚きです。

体力がまだ十分にあるということなのでしょうか。父のその力は、「食べること」から来ていると想像できます。施設に入居する前も今でも、肉類が大好き!全部自分の歯ですから、噛むことにも支障はありません。

「高齢者こそ肉類を食べた方がいい」とはよく言われることです。タンパク質をしっかりと摂った方がいいと。高齢者が低栄養になると、たちまち免疫力が低下してしまうそうですね。

父は好き嫌いはなく、何でもよく食べます。自宅で暮らしていたころには、毎朝プロテインも摂っていました。それでも90代になってからは、かかりつけ医に「もっと肉を、もっとタンパク質を」と言われていました。

そういえば、亡くなった母が入院していたとき、退院前の栄養指導でも「タンパク質を積極的に摂ってください」との説明がありました。それだけタンパク質は重要なのでしょう。

しっかりと食べていたことが、早い回復に繋がったのだろうと推察しています。今までどおり元気に暮らしているようでひと安心です。


おわりに


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父が体調を崩していたころ、私のかかりつけ医への通院日がありました。そこで測った血圧がいつもより高く、どうかしたのかと問われました。父の話をしたところ、おそらく心労から来るものでしょうとのこと。

その流れで父の様子を話すと、「90歳を過ぎて初めての肺炎なんて、それもそんなに軽かったなんて、相当お元気なんですね」と言われました。年齢的に稀なことだそうです。

父の元気の秘訣が食にあることを思うと、肉類がそれほど好きでない私はあまり摂取していないかもと気づき、これはまずいぞ!と。大豆などの植物性タンパク質は積極的に摂っているのですけどね。

単純な私は早速かたまり肉を買ってきて調理をしました。私が摂っていないということは、夫もということになります。

夫婦ともに60代。食べ過ぎは問題ありですが、必要なものはしっかりと体に取り入れながら、健康を保ちたいと思います。

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父に電話で年末の挨拶を|「いい年だったよ」が何よりの言葉


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昨日、施設で暮らす父と電話で話をしました。

最近では電話に気づかなかったり、取り損なったりすることもあり、年内に話ができるかしら・・・と思ってたところ、妹が面会に出かけると言っていたので、父のところからかけてもらうよう頼んでおきました。

離れて暮らしているからこそ、年末の挨拶をしたかったので。

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ご機嫌な父の声


声にハリがあったので、調子はいいのだろうと感じました。ところが妹に言わせると、昨日はご機嫌斜めだったとか。何があったのか詳細は聞きませんでしたが、まぁそんな日もあるでしょう。

「○○子(私のことです)が会いに来ないから寂しくしてるよ」なんて冗談めかして笑いながら言えるほどでしたから、ご機嫌はよさそうです。心身ともに調子がいいだけでなく、妹が面会に来てくれているのもその要因のひとつでしょう。家族の力は大きいですからね。

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どんな話題を出すかは父の様子や反応を見ながら


昨日は私が住む県の冬の様子を話して盛り上がりました。元気だったころは母と一緒に年に一度は遊びに来て、あちこち観光していましたからよく知っています。私もお供したものです。

忘れていくことも多い父ですが、話しながら当地の景色を思い出しているのが電話越しにも伝わってきます。

会話が弾むと父も楽しそう。そんな父を感じることができるのは嬉しいことです。


いい年だったよ


「今年はどんな年だった?」と尋ねると、「健康も保たれていたし、いい年だったよ」という返事が返ってきました。

5月には大腿骨骨折で入院、手術をし、その後の移動は車いすとなったにもかかわらずそう言えるのなら、前向きに生きているということなのでしょう。

右向き三角1介護タクシーで父が退院|車椅子のまま乗れる介護タクシーを初めて使ってみました

骨折したとはいえ、部屋の中では歩けるようになった回復力を考えると、「いい年」もあながち間違いではないのでしょう。いい方に考えることができるは、心が健康とも言えますしね。







高齢者にとっての家族


先にも書いたように、冗談も言えるご機嫌な様子だったので、私からも冗談を言って電話を終わりにしました。「また会いに行くから、寂しいって泣かないで待っててね」と。

少し前に実母を亡くした義叔母から電話がありました。亡くなったお母さんは父と同い年。そのせいか、いつも父のことを気にかかけてくれます。

「お父さんに会いに行ったり電話をしたりして、姉妹3人で支えてあげてね。たくさん声をかけてあげてね。家族との会話が一番なんだからね」
そんなことを言ってくれた叔母です。

施設のスタッフにもよく言われます。
「ご家族の方が会いに来られた後は、皆さん穏やかなお顔になられますよ。安心されるのでしょうね」と。


おわりに


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父は95歳。母に先立たれ、兄弟姉妹も次々亡くなり、友人たちも同様に。長生きをするとそうなるのは仕方ないですね。

姉妹で父をサポートしていくためにも、自分の健康に気をつけなければ、と強く思います。「いい年だ」と思える日々を重ねていってもらいたいです。


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施設にいる父との面会|自己満足を捨ててやめたこと


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コロナの第7波で、父が生活している施設では面会制限がありました。
ようやく会えるようになり、先日会いに行ってきました。

私は遠く離れて暮らしているので、電話で話すだけで2か月以上父の顔を見ることができず。
妹たちから元気だということは聞いていましたが、実際に会うことでホッとするものですね。

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介護・見守り生活が長くなると、私も老いてくる


亡くなった母に介護や見守りが必要になったのは、7年以上前になります。

そのころから実家に定期的に通い、要介護認定の手続きをしたり、介護サービス利用の手続きをしたり。
両親の日常的なケアや手伝いも必要でした。

母が施設に入居したあとは、一人暮らしになった父の生活面でのサポートをしながら、母の面会に行くという生活をしていました。

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母が施設に入居した2年後には、義父を我が家に呼び寄せての在宅介護がスタート。
義父がショートステイを利用している間に、両親のために実家に通ったものです。

その後しばらくして義父も施設に入居しましたが、私が実家滞在中に何度か義父が入院するなど、高齢者を数人抱えながらの生活を回していくには、夫や息子たち、妹たちの協力が何より必要でした。

50代前半から始まった両親たちの介護・見守りの生活は、今年末に60代に突入する今も続いています。

さすがに体がつらくなることも多くなってきました。

母が亡くなったときに、70代の叔母に言われたものです。
「あなたたち姉妹はもう若くないんだからね。自分の体も大事にしなさいね」と。

最近その言葉が身に染みるようになってきました。


面会に際してやめたこと


自分の体のことも考えて、父との面会に際してやめたことがあります。

  • 毎日面会に行くこと

  • 自宅を出発した日に面会に行くこと

  • 自宅に帰る日に面会に行くこと

この3つです。

以前はせっかく来たのだから・・・とほぼ毎日面会に行っていました。
「父のため」という気持ちがあるのはもちろんですが、「普段遠距離にいるのだからせめて近くにいるときには、できるだけ会っておきたい」という私の気持ちが強かったからです。

またできるだけ会いたいがために、行きも帰りも施設を経由していました(その間滞在するのは一人暮らしの息子の家です)。

施設の最寄り駅にはコインロッカーが少ないため、運が悪いと荷物を預けることができません。
歩きにくい道をガラガラとキャリーケースを引きずりながらというのは、だんだんと体に負担がかかるようになってきました。

この3つをやめても滞在中に3〜4回は会いに行けますから、それでよしとしようと思います。


自己満足を捨てて割り切る


遠く離れて暮らしていることについては、仕方ないと割り切っていたつもりでしたが、どこかで心の重石のようなものになっていたようです。

だから会えるときには毎日でも会いに行こうとしていました。

自宅を出た日に会いに行くのは、一刻でも早く会いたかったから。
自宅に帰る日に会いに行くのは、もし次に会うことが叶わなかったときに「あのとき会っていたら・・・」と後悔したくなかったから。

よくよく考えてみると、どれもこれも私の自己満足。
いつか最期の日が来ることは避けられないのだし、遠くにいる事実も変えられないこと。

それよりも私が健康でいることの方が大事だと、60歳を目の前にして思い至ったのです。
親よりも先に倒れるわけにはいきませんから。

介護や見守りを長く続けていくためには、自分自身の体も労わっていく必要があります。


おわりに


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父とは電話で話すこともできますし、妹たちも様子を知らせてくれます。
施設の方も定期的に、写真付きの「お知らせ」をくださいます。

元気で穏やかに暮らせていることに感謝して、私は私のペースで父のもとを訪れたいと思っています。

内閣府が公表した2022年版「高齢社会白書」によると、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は男性72.68年、女性75.38年だそうです。

だれもがこのとおりに生きられるわけではありませんが、私の健康寿命はあと15年ほどかもしれません。

そんなことを考えると、「父より先に倒れるわけにはいかない」という気持ちだけでなく、夫や息子たち、息子のお嫁さんのためにも、自分の健康を守っていかなければ、と思うのです。


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お父さん、もうすぐ会いに行くよ|「いつ来るの?」と子どものように尋ねる父


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施設で暮らす父に会ったのは、7月半ば。
その後はコロナ第7波で面会制限となり、先日緩和されましたがまだ会えていません。
2ヶ月以上になります。

遠く離れて暮らしていると、面会制限が緩和されたとはいえ、すぐに会いに行くことができるわけでもなく。
「買い物に出たついでに・・・ってわけにはいかないよね」と父も笑って話していました。

自分たちの都合で遠距離に住んではいるけれど、様々な制約があるのはつらいときもあります。
母が亡くなる直前には、それを痛いほど感じました。

右向き三角1グループホームで「看取りケア」が続く母の様子


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入院、手術が高齢者に与える影響


5月末に大腿骨骨折で入院、手術をしてから、父の認知機能は徐々に低下してきています。
それ以前は比較的しっかりとしていたので、数週間の入院が高齢者に与える影響の大きさを感じます。

95歳。
年齢的には病気の進行があっても仕方ないと思っています。

それでも不思議なことに、母の認知症が進行していったときよりも、私の心の中で喪失感が大きいです。
父と母とで何が違うのか。

母が亡くなり親はもう父だけ、という気持ちがあるからかもしれません。

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家族と会えることを励みに生きる父


施設の面会制限が緩和された日、妹たちが会いに行ってくれたようです。
父との電話でもそんな話題が出て、嬉しそうに話していました。

施設のスタッフの方々にもよく言われます。
「ご家族の方がいらっしゃると、やはり皆さん表情が変わるんですよね」

そんな言葉を聞くと、顔を出してあげないと・・・という気持ちが強くなります。

先日の電話で「10月には行けると思うよ」と話したところ、「いつごろ?10月何日?」と尋ねる父。
「待ってるからね」とも言っていました。

娘たちや孫たちに会えることを楽しみにしている父。
今はそれが生きる励みになってくれているようです。

かつては「いつまで生きていなければならないんだろう」と言ったこともありました。
妻、兄弟姉妹、友人たちが次々と亡くなっていく。
そんなときに出た言葉です。






おわりに


父に会えるのはあとどれくらいだろう。
そんなことを考えることがあります。

遠く離れて暮らすようになって20年以上になります。
そのころから会うたびに、「これが最後かもしれない」「親の最期には間に合わないだろう」と覚悟はしてきました。

いつまでも元気でいてほしい。
たくさん話がしたい。

そんな気持ちがあるのも正直なところです。

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父に会えるときに会っておきたい|新型コロナ感染拡大で、施設にいる父にいつ会えなくなるかわからない


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介護施設での父の生活は、1年と数か月が経ちました。

右向き三角1母の死と、90代父のこれからの生活

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時々の調子の変化はあるのものの、比較的認知機能は保たれていましたが、ここ数週間で様子が変わってきました。

3週間ほど入院したことが影響しているように感じます。

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コロナ禍での高齢者施設の面会


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施設に入居してから何度か、新型コロナの感染拡大で面会に制限が設けられました。
まったく面会できない期間もあり、どうしているのかと心配をしていたことも。

右向き三角1高齢者施設の面会制限|会えなくても家族ができること

右向き三角1父との面会時間は短くても「会う」ことで感じるぬくもり|高齢者施設での面会状況

面会制限が解除になってからは、できるだけ会いに行くようにしています。


新型コロナ第7波か


最近また新型コロナの新規感染者数が急増し、第7波かと言われています。

感染力は大きいものの毒性は強くないという話も聞きますが、高齢者施設ではまた面会に制限がかかる可能性が高いです。

今のところ、父の施設からも義父の施設からもそのような連絡はありませんが、高齢者はリスクが高いですからね。

今週末からは3連休もあり、人出もさらに増えるでしょう。

その前に・・・と父に会いに行ってきました。
かかりつけ医にも「連休前に動く方がいいでしょうね」と言われました。

やはり連休後は感染者数がまた増えるのでしょうか。





施設や病院では家族でもなかなか会えない


母が亡くなったころは、面会制限で会えない期間が長く続いていました。

会えるようになっても本人やほかの入居者の方、スタッフへの感染を心配して、遠慮していた時期もあります。

看取りの時期になり、ほかの入居者の方とは接触しない形での面会を。
それでも以前のように、いつでも気軽に会えるというわけではありませんでした。

病院ではずっと面会禁止となっているところが多いようです。
近隣の病院では長いこと面会禁止が続いていますし、5月末に父が入院した病院でもそうでした。

私だけではなく、世界中の多くの人がそんな時間を今まで過ごしてきているのです。


おわりに


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「施設で暮らしているから」という理由だけでなく、在宅でも高齢者にはなかなか会いに行けないです。

叔父の足が悪くなり、もうみんなに会えないかも・・・という連絡が叔母からあったとき、叔父が出歩くことができなくても、コロナ禍でなければこちらから会いに行けたのに、と悲しくなりました。

父はまもなく95歳。
いつ何があってもおかしくない年齢です。

会えるときに会っておきたい。
できるだけたくさん会って話がしたい。

切実な願いです。


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介護タクシーで父が退院|車椅子のまま乗れる介護タクシーを初めて使ってみました


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実家の父が20日間ほど入院し、先日退院してきました。
今は入院前にいた施設で、穏やかに暮らしています。

退院時に介護タクシーを初めて使ってみました。

退院に際しては、車椅子のまま移動するよう病院から指示がありました。
一般のタクシーのように車椅子から移乗するのではなく、車椅子ごと乗れる車両でということです。

どのタクシー業者を選んだらいいのか迷いましたが、結果的にはとても対応のいいところだったので、満足しています。







介護タクシーのパンフレットを目にする


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介護タクシーについて知ったのは、5年ほど前のこと。
母が大腿骨骨折で入院、手術をしたときです。

手術中に待っていたスペースに、パンフレットが何枚か置かれていました。

母の退院時には施設から車を出してもらえたので、介護タクシーを使うことはありませんでしたが、そういったものがあることを頭の片隅に入れておきました。


介護タクシーを使った理由


父の退院時にも、車椅子のまま移動できる車を施設から出してもらうことは可能でした。

でもそれには、スタッフの勤務シフトと都合を合わせる必要があります。

日ごろ忙しそうにしているスタッフの様子を目にしていますので、数時間でも1人抜けるのは大変なことだと想像できます。

そんなことから、今回は介護タクシーを予約することにしました。


介護タクシーの業者を選んだ方法と感想


介護タクシーの業者を選んだ方法


オーソドックスなパターンですが、ネットで検索しました。
「介護タクシー 〇〇市」といったワードで、病院所在地の市名も入れました。

遠くから来るよりも病院に近い業者の方が、周辺の道路状況などを把握してるだろうを思ったからです。

また病院に近ければ、同じように退院時に利用する人もいるだろうし、病院のこともわかっているだろうと推察したからです。

結果的にこの方法でよかったと感じています。





介護タクシーを使った感想


来てくれたドライバーは、その病院に患者さんを迎えに行った経験があり、病院の構造も理解してくれていましたので、待っている場所もわかりやすく説明してくれました。

退院の前々日に予約したので、3ヶ所ですでにいっぱいだと断られ、4ヶ所目でようやく確保できました。
休日だったのも影響していたようですが、普通のタクシーではないので、車両をたくさん持っているというわけではないようです。

また予約はできないけれど、「当日電話で車両が空いていたら行ける」という業者もありました。
日程が決まっているなら、早めに予約した方がよいと感じました。


介護タクシーの料金


病院から施設まで約8q。
休日の退院でしたが道路は混むこともなく、予定どおり約30分で到着しました。

料金は休日加算も含めて7,500円ほど。
電話で予約したときに概算で金額を出してくれましたが、ほぼ同額でした。

自治体で交付する福祉タクシー券(自治体によって名称は違います)を使うこともできるそうです(自治体によっては、契約しているタクシー業者でしか使えない場合もあります)。


おわりに


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来月退院後初めての診察があります。
おそらくまだ車椅子を使っているでしょう。

通院時にも介護タクシーを利用できるか確認したころ、引き受け可能とのこと。

対応がとてもよかったと感じたので、次回通院時にも同じ業者でお願いしようと考えています。


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在宅介護の臭い対策5つ


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人気ブロガーの原田さよさんが、ご自身のブログの中でこの記事を紹介してくださいました。
ありがとうございます。

家が臭い?人気の空間消臭アロマを試してみました!(さよさんのブログ)



この記事は2019年8月に書かれたもので、まだ義父を在宅で介護していたころのものです。
現在義父はグループホームで生活しています。

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内容を少し手直しをしましたので、更新いたします。




体調を崩した義父を我が家に呼び寄せ、介護生活が始まってから約1年半になります。

関連記事
右向き三角1離れて住む親の介護・親の呼び寄せ|我が家の場合

当初から頭を悩ませていたのが臭いの対策。
いずれは自分たちも行く道と頭ではわかっていますが、臭いは介護生活の中でストレスのひとつとなります。

「臭い」とひとことで言っても種類は様々。
今日はその様々な臭いに対して、どのような対策を取ってきたかについて書いていきます。


【生活の木】アロマオイル.JPG





家の臭い対策


【花王】リセッシュ消臭ストロング


玄関に入ったときに、今までとは違う臭いがすることに気づいたのは同居して間もなくのこと。
夫に尋ねても、あまり気にならない様子。
でも私は気になって仕方ありません。

ネットで検索して何かよい方法やグッズはないか・・・と探していてTwitterで見つけたのが「リセッシュ消臭ストロング」。
同じように在宅介護で臭いに悩んでいる方のツイートでした。

花王のHPによれば、尿臭・便臭・体臭に効果があり、【寝具・カーテンなどのファブリック・トイレマット・畳・廃棄前のオムツの保管場所・臭いが気になる空間】におすすめとあります。

私は玄関や部屋の臭いが気になるときに、スプレーして使っています。
フレッシュハーブの香りで、消臭・防臭除菌効果があります(すべての菌を除菌できるわけではありません)。
また洗面台などピンポイントで消臭したいときにもシュッとスプレーを。

花王の消臭ストロングシリーズは、アタック消臭ストロング・リセッシュ消臭ストロング・トイレマジックリン消臭ストロング・トイレクイックル消臭ストロング・業務用消臭ストロングとあり、場面に応じて使い分けることができます。

私はまだリセッシュしか使っていませんが、介護の臭いの強い味方になってくれます。



【生活の木】空間消臭アロマ


リセッシュ消臭ストロングを使っても、効果が一時的に感じます。
一時的でも効果があれば少しはラクなんですが、何かほかにいいものはないか・・・と。
そんなとき時々買い物に行く「生活の木」でアロマオイルを見ているときに、「空間消臭アロマ」というものを見つけました。

普段はブレンド精油の「ロージームード」や「ワンダリングシトラス」を愛用していますが、香りを楽しむことはできるものの、消臭効果は感じられません。

「空間消臭アロマ」は、タバコ・生ゴミ・カーテン・枕・靴箱・トイレといった生活臭を軽減してくれます。
リビング、トイレ、居室、車の中など、空間全体に使いたいときに便利な消臭アロマです。

香りの種類は5種類。
シトラスミント、オレンジハーブ、フローラル、ハーバルグリーン、ひのき&シトラス エントランス用。
店舗ですべての香りを試してみて、私が気に入ってリピート購入しているのはオレンジハーブです。

ディフューザーやアロマストーンを使って利用しています。
店舗で教えてもらったのは、コットンを置いた小皿に数滴たらして使う方法。
トイレで実践しています(小皿ではなくガラスの小さな器に入れています)。

空間消臭アロマをたらしたコットン.JPG

ディフューザーは廊下で使って玄関から和室へといった空間に。
アロマストーンは玄関に置いています。

アロマディフューザー.JPG アロマディフューザー.JPG アロマディフューザー.JPG
LEDライトの光がグラデーションで変化していくのも楽しめます。

ディフューザーから広がった空間消臭アロマは、香りを楽しむことができるだけでなく、香りがなくなっても消臭効果で空間全体に清々しさが漂います。
特に玄関から入ったときに気になっていた臭いがなくなるのが、私にとっては何より嬉しいことでした。

私が使っているディフューザーは、今はないようですが、生活の木には様々なディフューザーがありますので、使う場面によって扱いやすいものを選ばれるとよいと思います。



空間消臭アロマは、LOHACOでの取り扱いもあります。
LOHACO・生活の木・空間消臭アロマ

【生活の木】天然消臭アロマミスト


さよさんのブログで紹介されていたスプレーです。

私はまだ使ったことがないので、どんな使い方をされるのか尋ねてみました。
枕やクッションなどピンポイントで使われているとのことでした。

「ライム、ユーカリ、レモンマートルなど天然の精油を使用した柑橘系の香り」と商品説明にあります。
文字だけでもさわやかな香りが漂ってきそうです。
これはぜひ使ってみたいと思います!


このスプレーは詰め替え用もあるのがメリット。
詰め替え用はボトルを再活用できますし、何よりお得ですね。

生活の木 天然消臭アロマミスト 詰替え用 300ml 1個 (瑞々しい有機ライム/清々しい国産ひのき)


部屋の臭い対策


義父の寝室にしている和室は、いわゆる中和室です。
窓がない中和室なので、以前から扇風機を使って、強制的に空気を回す工夫をしてきました。

関連記事(別ブログの記事です)
右向き三角1中和室に空気の通り道を確保して涼しさをキープする工夫2つ

義父と同居してからは、空気清浄機を新たに購入し、和室専用にしています。
それまではLDKと和室を解放していたので、ダイキンの空気清浄機をLDKと和室の境に置いていました。
夜間は和室を締め切っているので、専用の空気清浄機を置いた次第です(義父の就寝後は襖を一か所少し開けて、熱中症予防をしています)。

起床後は二か所の襖を開け放って、扇風機を強にして回して空気の通りをよくしています。


洗濯物の臭い対策・【ライオン】ソフランプレミアム消臭0


洗濯をマメにしていても、臭いが気になることがあります。
新聞広告で見かけて使い始めた柔軟剤がソフランプレミアム消臭0です。

洗濯物に強く残る柔軟剤の香りは苦手ですが、この柔軟剤の「フレッシュグリーンアロマの香り」はほんのり残る程度の香りなので気に入っています。



リハパンの臭い対策


可燃ゴミの収集は週に2回。
それまでの間、使用済みのリハパンをふた付きのバケツに保管しています。

そのバケツの中にセットしているのが「便利な消臭袋」です。
この袋に入れておくと臭いが漏れることがないので、ゴミ収集日まで安心です。
ゴミを入れる袋としてはちょっと高いかな・・・と思いましたが、効果を考えると使いたくなるゴミ袋です。

大人用オムツだけでなく、赤ちゃんのオムツや生ゴミにも利用すると効果があると思います。



まとめ


在宅介護では臭いに悩まされている方も多いことと思います。
我が家ではまだ排泄に関する悩みはありませんが、それも時間の問題でしょう。

臭いを防ぐ。
臭いを消す。
消臭とともに香りを楽しむ。
この3つのポイントであれこれと試しています。

いずれは自分も同じ道を歩むことは十分承知しています。
それでも今その瞬間の悩みは解決したいものです。

「介護はいつまで続くかわからない」とよく言われます。
私自身、ケアマネさんに何度も言われている言葉です。
長く続くかもしれないことだからこそ、自分自身もいたわることが大事なのだと実感しています。

アロマでの消臭が一番気に入っているのは、私自身が香りで癒やされるからです。
介護の臭いで悩んでいる方、ぜひ試してみてください。


2022年6月現在、在宅介護ではなくなりましたが、施設で暮らす父と義父のサポートを続けています。
在宅介護時に出会った空間消臭アロマ。

消臭だけでなく、柑橘系のさわやかな香りが生活の一部となり、癒しとなっています。


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高齢の父へのプレゼント|優しい嘘も混じえながら


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母の日は終わりましたが、来月は父の日があります。

施設で暮らすようになってからは、誕生日や父の日といったことに関わらず、必要なときや父へプレゼントしたいときに持って行くようにしています。

90代半ばという年齢ですから、不謹慎ですが渡せなくなることだってあるでしょう。
思い立ったが吉日!
妹たちも同じ思いでいます。


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施設で暮らす父へのプレゼント


施設にいると、身の回りのものや服など、生活に必要なものがプレゼントになることが多いです。

特に衣類はくたびれたものを着せたくありません。
在宅と違って人の目が常にありますから、父に惨めな思いはさせたくないです。

高価なものでなくても、清潔感と爽やかさのある服装をしてもらいたいです。
それは私たち娘だけでなく、亡くなった母の願いでもありますから。


母の父への思いを大事にしたい


母は認知症がかなり進んでも、面会に行くと父の襟元をそっと直したり、「そういう色じゃない方がいい」と言ったりしました。

そんなことを言われると、次からは母が好みそうな色合いの服を着て会いに行く父。
娘から見ても仲のよい微笑ましい夫婦でした。

母は亡くなりましたが、そういった父への思いを大事にし、私たち娘が引き継いでいきたいと思っています。





DAKSとMcGREGORのポロシャツをプレゼント


昨年の誕生日にプレゼントしたのは、長袖のポロシャツ3枚。
施設入居時に持参したものは、長年着ていたものなので、新しいものをプレゼントしようということになりました。

注文したポロシャツが届いたと、妹からLINEがあったときに添付されていた写真です。
メンズポロシャツ_DAKS_McGREGOR .jpeg

どれも明るい色です。

父のトップスを選ぶときの第一条件は、胸ポケットがあること。
長いストラップの付いた携帯を、常に首から下げているためです。
携帯本体は胸ポケットに入れています。

耳が遠くなっているので、そのようにしないと、電話がかかってきたときに気づかないことがあるそうです。

少し異なりますが、色合いとデザインが似たタイプです。
icon
icon
DAKSスーピマピケ ポロシャツ
icon


「新しいものを買わなくていい」と言う父への対応方法


「もったいない」
そんな気持ちで生きてきた世代だからでしょうか、新たにものを買うと嫌がります。

プレゼントであっても、最近では私たちの老後の心配までしてくれて
「そんなことに使わずに貯めておきなさい」と言います。

そんな父に対しては
「お母さんがお父さんのために買っておいてくれたものだよ」「家を片付けていたらたくさん出てきたんだよ」と言うと、すんなり承知してくれます。

母が買いだめをするタイプだったことを父も知っているので、それを使わせてもらっています。
かつて母が父のために買っていたものが、今の今まで残っているわけではないのですけどね。

嘘も方便、優しい嘘。
そう思っています。

そんなふうに話すと、亡き妻の思いを感じ取るのか、嬉しそうに満足そうな笑顔を浮かべる父です。



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「また来てね」そんな言葉に父の老いを感じる


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父が施設に入居してもうすぐ1年。
コロナ禍で長く会えないこともありましたが、最近では時々面会に行っています。




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「我慢強い方」と言われた父


父は昔から弱音を吐いたり、愚痴をこぼしたり、といったことをあまりしない人でした。
母を在宅で介護していたころも、母の主治医から「我慢強い方ですね」と言われたほど。

反面、本音がわかりづらいので、それを聞き出すには随分と苦労したものです。
特に介護に関しては、父の気持ちを最優先にしたいと考えていたので、まずは希望を言ってもらい、方向性を示してもらわなくてはなりませんから。


前向きな性格の父


とはいえ、嬉しいことや楽しいことなど、前向きな発言はよくします。
後ろ向きな言葉より楽しげな言葉の方が、聞いている方の気持ちも明るくなりますね。

自宅で暮らしていたころも現在も、娘たちが父にすることに対して「ありがとう」という言葉が頻繁に出てきます。

素直な高齢者というのは、実の親であっても可愛らしく感じるものです。





精神的に老いてきた父


そんな父ですが、「老いたな」「弱ってきたな」と感じる言葉を口にすることがありました。

面会の帰り際、何度も口にする「また来てね」という言葉。
先日は一緒に行った息子がびっくりするほどでした。

「おじいちゃん、あんなこと言う人じゃなかったよね」
久しぶりに会う祖父の変化を、敏感に感じ取ったようです。

父がまだまだ元気で、自宅で暮らしていたころ。
母は施設にいましたが、入院の連絡があるたびに、新幹線に飛び乗って実家へ行ったものです。

そんなある日、「今度はお母さんのことではなく、いらっしゃいね」と言っていたことがありました。
要は「自分のために来てほしい」ということ。

初めて本音を漏らしたように感じました。
それが、父が精神面で老い始めてきたときだったのかもしれません。


身近に本音を言える人がいる


母が亡くなって1年近く経ったころ、大きな寂しさを感じている様子だということを、施設長さんから聞きました。

「〇〇がいなくなって、どうしていいかわからない」「寂しくて仕方がない」
そんなことを言ったそうです。

娘たちには決して言わない言葉。
信頼の置ける他人だからこそ言えたのかもしれません。

そして心の中にあった思いを吐き出したことで少し楽になったのか、落ち込んでいた様子から元気になってきたという施設からの報告もありました。





おわりに


長引くコロナ禍と配偶者との別れ。
90代の身には、さぞかしきついものでしょう。

「こんなに長く生きるとは思わなかったよ」
そんなことも言います。

年が年ですから、「老いた」というのはおかしな言い方かもしれません。
でも常に前向きな父を見てきましたから、どうしてもそう感じてしまうのです。

近々また面会に行く予定です。
待っていてくれる人がいるのは、私にとっても励みになること。

それにはまず、健康を保っていかないと。
先日は父に「60ばあさんなんだから、体に気をつけるんだよ」と軽口を叩かれてしまいましたから(まぁ失礼な!まだ50代です、あと数ヶ月だけ)。


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