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カテゴリ:介護・見守り

在宅介護の臭い対策5つ


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体調を崩した義父を我が家に呼び寄せ、介護生活が始まってから約1年半になります。

関連記事
右向き三角1【あさイチ】離れて住む親の介護・親の呼び寄せ|我が家の場合

当初から頭を悩ませていたのが臭いの対策。
いずれは自分たちも行く道と頭ではわかっていますが、臭いは介護生活の中でストレスのひとつとなります。

「臭い」とひとことで言っても種類は様々。
今日はその様々な臭いに対して、どのような対策を取ってきたかについて書いていきます。


【生活の木】アロマオイル.JPG





家の臭い対策@


【リセッシュ消臭ストロング】

玄関に入ったときに、今までとは違う臭いがすることに気づいたのは同居して間もなくのこと。
息子や夫に尋ねても、あまり気にならない様子。
でも私は気になって仕方ありません。

ネットで検索して何かよい方法やグッズはないか・・・と探していてTwitterで見つけたのが「リセッシュ消臭ストロング」。
同じように在宅介護で臭いに悩んでいる方のツイートでした。

花王のHPによれば、尿臭・便臭・体臭に効果があり、【寝具・カーテンなどのファブリック・トイレマット・畳・廃棄前のオムツの保管場所・臭いが気になる空間】におすすめとあります。

私は玄関や部屋の臭いが気になるときに、スプレーして使っています。
フレッシュハーブの香りで、消臭・防臭除菌効果があります(すべての菌を除菌できるわけではありません)。
また洗面台などピンポイントで消臭したいときにもシュッとスプレーを。

花王の消臭ストロングシリーズは、アタック消臭ストロング・リセッシュ消臭ストロング・トイレマジックリン消臭ストロング・トイレクイックル消臭ストロング・クイックル除菌おそうじシート消臭ストロングと場面に応じて使える5種類があります。

私はまだリセッシュしか使っていませんが、介護の臭いの強い味方になってくれます。



家の臭い対策A


【生活の木 空間消臭アロマ(オレンジハーブ)】

リセッシュ消臭ストロングを使っても、効果が一時的に感じます。
一時的でも効果があれば少しはラクなんですが、何かほかにいいものはないか・・・と。
そんなとき時々買い物に行く「生活の木」でアロマオイルを見ているときに、「空間消臭アロマ」というものを見つけました。

普段はブレンド精油の「ロージームード」や「ワンダリングシトラス」を愛用していますが、香りを楽しむことはできるものの、消臭効果は感じられません。

「空間消臭アロマ」は、タバコ・生ゴミ・カーテン・枕・靴箱・トイレといった生活臭を軽減してくれます。
リビング、トイレ、居室、車の中など、空間全体に使いたいときに便利な消臭アロマです。

香りの種類は4種類。
シトラスミント、オレンジハーブ、フローラル、ハーバルグリーン。
店舗ですべての香りを試してみて、私が気に入ってリピート購入しているのはオレンジハーブです。

ディフューザーやアロマストーンを使って利用しています。
店舗で教えてもらったのは、コットンを置いた小皿に数滴たらして使う方法。
トイレで実践しています(小皿ではなくガラスの小さな器に入れています)。

空間消臭アロマをたらしたコットン.JPG

ディフューザーは廊下で使って玄関から和室へといった空間に。
アロマストーンは玄関に置いています。

アロマディフューザー.JPG アロマディフューザー.JPG アロマディフューザー.JPG
LEDライトの光がグラデーションで変化していくのも楽しめます。

ディフューザーから広がった空間消臭アロマは、香りを楽しむことができるだけでなく、香りがなくなっても消臭効果で空間全体に清々しさが漂います。
特に玄関から入ったときに気になっていた臭いがなくなるのが、私にとっては何より嬉しいことでした。




LOHACOでの取り扱いもあります。
LOHACO【生活の木】空間消臭アロマ


部屋の臭い対策


義父の寝室にしている和室は、いわゆる中和室です。
窓がない中和室なので、以前から扇風機を使って、強制的に空気を回す工夫をしてきました。

関連記事(別ブログの記事です)
右向き三角1中和室に空気の通り道を確保して涼しさをキープする工夫2つ

義父と同居してからは、空気清浄機を新たに購入し、和室専用にしています。
それまではLDKと和室を解放していたので、ダイキンの空気清浄機をLDKと和室の境に置いていました。
夜間は和室を締め切っているので、専用の空気清浄機を置いた次第です(義父の就寝後は襖を一か所少し開けて、熱中症予防をしています)。

起床後は二か所の襖を開け放って、扇風機を強にして回して空気の通りをよくしています。


洗濯物の臭い対策


【ソフランプレミアム消臭0】

洗濯をマメにしていても、臭いが気になることがあります。
新聞広告で見かけて使い始めた柔軟剤がソフランプレミアム消臭0です。

洗濯物に強く残る柔軟剤の香りは苦手ですが、この柔軟剤の「フルーティグリーンアロマの香り」はほんのり残る程度の香りなので気に入っています。



リハパンの臭い対策


可燃ゴミの収集は週に2回。
それまでの間、使用済みのリハパンをふた付きのバケツに保管しています。

そのバケツの中にセットしているのが「便利な消臭袋」です。
この袋に入れておくと臭いが漏れることがないので、ゴミ収集日まで安心です。
ゴミを入れる袋としてはちょっと高いかな・・・と思いましたが、効果を考えると使いたくなるゴミ袋です。

大人用オムツだけでなく、赤ちゃんのオムツや生ゴミにも利用すると効果があると思います。




まとめ


在宅介護では臭いに悩まされている方も多いことと思います。
我が家ではまだ排泄に関する悩みはありませんが、それも時間の問題でしょう。

臭いを防ぐ。
臭いを消す。
消臭とともに香りを楽しむ。
この3つのポイントであれこれと試しています。

いずれは自分も同じ道を歩むことは十分承知しています。
それでも今その瞬間の悩みは解決したいものです。

「介護はいつまで続くかわからない」とよく言われます。
私自身、ケアマネさんに何度も言われている言葉です。
長く続くかもしれないことだからこそ、自分自身もいたわることが大事なのだと実感しています。

アロマでの消臭が一番気に入っているのは、私自身が香りで癒やされるからです。
介護の臭いで悩んでいる方、ぜひ試してみてください。

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高齢者の緊急入院時に役立つ情報ファイル|ケアマネさん作成のファイルはお助けグッズ


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「入院時にはこのファイルを持って行ってくださいね」
ケアマネさんの事業所との契約後、しばらくして渡された1冊のファイル。
義父の在宅介護をするにあたって、必要な情報やそれに伴う資料が綴られています。

それが本当に役に立つ日が来るとは!

高齢者は急に体調を崩すことがあります。
このファイルにどんなことが記載されているのか、どんなふうに役に立ったのかについて書いていきます。


hospital-391746_640.jpg





義父の緊急入院


ambulance-1501264_640.png

ある日の晩、いつもどおりに就寝してからおよそ3時間後に異変が起きました。
急な体調変化とその様子の重篤さに119番を。

高齢者の救急搬送はあるとは聞いていたものの、突然のことでびっくりしました。
高度救命救急センターのICUに運ばれましたが、幸い大事には至らず1週間ほどで退院できました。


ケアマネさんから渡されたファイル


ファイルに貼られたシール.jpg

居宅介護支援サービスの契約をした後、ケアマネさんから1冊のファイルを手渡されました。
それには上の写真にあるように、入院時に持参するようにと書かれています。

ファイルの中にあるものは

  • 基本情報
  • 氏名、住所、電話番号、生年月日、かかりつけ医療機関とその連絡先、既往歴、緊急連絡先、その他の注意点などが書かれています。

  • 介護サービスの利用状況

  • 契約している居宅介護支援事業所の連絡先と担当ケアマネージャーの氏名

  • 利用している介護サービスに関わる担当者たちの名刺

  • 居宅介護支援サービス契約書

などです。

さらに私が付け加えたものとして

  • 服用している薬の説明書
  • 「お薬手帳」は医療機関にかかるときやショートステイ利用時に持参するため、このファイルには入れていません。
    その代わりに院内薬局、院外薬局ともに出される薬の説明書をファイルに入れてあります。

  • 後期高齢者医療被保険者のコピー

  • があります。


    救急隊員にファイルを見せる


    ファイル.JPG

    冷静になっているつもりでも、緊急時には慌てている部分も当然あります。
    ましてや急変している義父を前に、バイタルチェックなどをしながら様々な質問をしてくる救急隊員やドクターカーでやってきた医師。

    あっちにもこっちにも対応しながら、次々とやってくる救急隊員のためにマンションのオートロックを何度も解除。
    なんと救急車2台とドクターカーとで、3回に分けてやってきました!

    次男が幼稚園児のころに帰省先でケガをして救急車を呼んだことがありますが、そのときは1台で運転している人を含めて3人ほどだったかと思います。

    それが今回は一体何人が狭い我が家にいたのか???
    まして皆さん体ががっちりしています。
    狭い我が家がますます狭く(^_^;)

    そんなふうに対応しながら、最終的にもう一度既往歴などを尋ねられた時、このファイルを見せながら説明しました。
    文字になっているものを見せると、救急隊員もピンポイントで質問してきます。
    お互いが理解しやすかったと感じました。


    病院でも役に立ったファイル


    さらにICUでの治療中に様々な書類を書く場面でも、このファイルが役に立ちました。

    私のバッグには、義父が服用している薬の説明書が常に入っています。
    既往歴は頭の中にあります(あるはず・・・)。
    ケアマネさんの連絡先はスマホの中に。

    それでも情報がひとつにまとまったこのファイルがあったおかげで、多くの書類に必要事項を書くときにとても助かりました。


    まとめ


    今回の義父の救急搬送時、夫が在宅時だったので義父のそばについていてくれましたが、1人のときだったらスムーズにこなせたかどうか。

    それでも一度経験してあれば、それが次回にも役立つはず。
    いえ、次回があっては困りますが。

    私が役に立ったと感じたファイルは、個人でももちろん作ることができます。
    在宅でご家族の介護をされている場合、こういったファイルを作成してはいかがでしょうか。

    救急搬送されるなんてことは、ないに越したことはないですが、万一に備えておくことも高齢者を抱えて生活している場合には必要なことと思います。

    関連記事
    右向き三角1病歴ノート、病歴メモを作っておく必要性|親子でも夫婦でも知らないことがある

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【認知症】何もできなくなる、何もわからなくなるわけではない|花の写真に興味を示す母


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先日、久しぶりに遠距離にある実家を訪問しました。
目的は父の生活面のサポートとグループホームで生活する母に会うこと。
両親ともに元気な様子でした。





花の写真.jpg





要介護認定の申請から決定まで


母が認知症と診断されたのは5年以上前のこと(それ以前から発症していたと思われます)。
在宅介護を経て、認知症対応のグループホームに入居して3年が過ぎました。

診断された当初は家族のサポートを受けながら生活をし、要介護認定もまだ受けていませんでした。
理由は認定を受けても、使いたいと思うサービスがない(ヘルパーさんに来てもらうのはイヤ、デイサービスもイヤという状態)と本人も父も思っていたからです。

それから半年後に心筋梗塞で緊急入院、手術をし、入院中にようやく認定の申請。
退院後に出た結果は要介護2でした。

関連記事
右向き三角1要介護認定・認知症の場合|申請から要介護度決定まで


今の母の様子


グループホームでの生活が始まったばかりの頃は、帰宅願望が出ることはなかったものの、自室で一人で眠ることができず、夜もスタッフがいるリビングに布団を敷いてもらって休んでいました。

生活に慣れた現在でも、「家族さんがいらっしゃると表情が変わりますね」と言われるほど、家族の訪問を待ちわびているようです。

私は遠距離に住んでいることと義父の介護、見守りが必要なことで、月に1回程度しか会いに行けませんが、帰り際に「また来るからね。待っててね」と言うと、はにかんだような笑顔を見せてくれます。
私が娘だということは多分もう理解できていないですが、安心できる存在だという認識はあるようです。

二度の大腿骨骨折、座骨骨折などがあり、移動は車椅子。
現在は要介護5です。


写真に興味を示す母


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認知症の母が昔の写真に反応を示す|「回想法」の効果」という記事に書いたように、母は昔の写真に興味を示します。

自分の兄弟姉妹の顔は忘れてしまっていても、両親の写真を見ると、「お母さん」「お父さん」と口にします。
特に父親(私の祖父)のことは強く心に残っているようです。

私は三姉妹の長女ですが、母にとって三人の子育てに父親が大いなる協力者でした(祖母は私が生まれる前になくなっていたので)。
末の妹が生まれた頃、私は幼稚園の年長。
遠足などの行事にはいつも祖父が来ていました。

そういう関わりが多かったせいもあるのでしょう。
また母は長女で下に妹、弟が四人いた分、両親に甘える時間はそう多くはなかったと聞いています。

そんな中で父親と二人きりで行った旅行の思いでは、認知症になる前もなってからも、何度も話してくれました。
父親への強い思いが、写真への反応となっているのだろうと思われます。

関連記事
右向き三角1写真の整理、処分、断捨離|捨てなくてよかった両親の昔の写真(別ブログの記事です)


花の写真に対する反応


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毎日母の元へ通う父は、写真を通して母と会話をしています。
要介護5でかなり重度ではありますが、何もできなくなったわけではないですし、何もわからなくなったわけではありません。

人物の写真だけでなく、花の手入れが大好きだった母のために花の写真を用意しました。
母のためでもありますが、会話のきっかけ作りができるようにと父のためでもあります。

ダイソーで買ったポケットアルバムに写真を入れて父に渡したところ、何の花か説明できるよう名前を書いて貼ってほしいとの要望が。
父は自分のためにそう言ったのですが、この文字に母が反応を示しました。

「ユリ」「ヒマワリ」「ハス」・・・と声に出して読んでいます。
もう文字を読むことはできないだろうと勝手に思っていた私と妹は驚き、父は驚くと同時に喜んでいました。
「私のために名前を書いてもらったのに、お母さん読んでいるね」と。

「ペチュニア」「ラベンダー」「カーネーション」・・・といった少し長い文字も読んでいます。
そんな母の様子に、また新しい写真を用意したいという思いを強く抱きました。


写真を選ぶ時間は母とともに過ごす時間


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花の写真を選んだのは、母が花を見るのも育てるのも大好きだったから。
子どもの頃に一緒に育てた花や、母が好んで育てていた花、好きだと言っていた花などを思い出しながら選びました。

選ぶ作業をしている時、私の頭の中にあったのは母と過ごしてきた光景。
そんな時間は私にとって、遠く離れていても母とともに過ごす時間に等しいものでした。

季節に合った花の中から母の好きな花を母を思いながら選ぶ。
私のことを娘だとはわからなくなっても、母は母。
私が母の娘であることには変わりありません。

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高齢者世帯の電子レンジ買い替えの際に気をつけたポイント5つ


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実家の電子レンジはかなり古いもの。
高齢の父は温め機能しか使っていません。

あまりに古い機種は故障や異常があると父一人では対応に困る可能性があるので、買い替えることにしました。
買い替えにあたり、高齢者世帯の場合の気をつけたポイントなどを書いていきます。


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高齢者が使う電子レンジを選ぶポイント


  • 機能はシンプルに

  • オーブン機能や調理機能など、最近の電子レンジはとても便利になっています。
    便利な反面、操作方法を覚えるのは高齢者には難しいこともあります。

    父が使うのは温め機能のみ。
    それならば、機能がシンプルなものを・・・ということで、温め専用の単機能レンジを探すことになりました。


  • 操作方法が似通ったものを

  • 温め機能のみで選んだとき、パナソニック製とシャープ製のものが候補に挙がりました。
    が、シャープ製は調理時間合わせがつまみを回すタイプです。



    今まで使っていたものは操作ボタンを押すタイプ。
    同じような操作方法の方が迷わないのと、高齢者は指先の感覚が若いころとは異なってきますので、つまみを回すという動作より押すだけの方がラクです。


  • 見た目や形状が似通ったものを

  • 父は新しいものに対する拒否感はない方です。
    取扱説明書もきちんと保管し読んでいます。

    それでも歳を重ねるにつれ、なるべくならば見た目が慣れ親しんだものと似ている方が、ストレスが軽減されるようです。

    また扉の形状は今まで使っていたものが横開きなので、前開きのものは候補から外れました。


  • お手入れのしやすさ

  • 内部のお手入れを考えると、ターンテーブルがあるタイプの方が父でも手軽に洗えます。
    最近のオーブンレンジはターンテーブルがないものが主流ですが、ターンテーブル有りのものを選びました。


  • 十分なスペースの確保

  • 今までと同じ場所に設置しますから、大きさもほぼ同じもので。



選んだ電子レンジはシンプルなタイプ


シャープ製とパナソニック製の単機能レンジを比較し、父にそれぞれの詳細を説明しました。
父が即座に選んだのはパナソニック製。
パナソニック 単機能レンジ 22L NE-E22A1-W

今まで使っていた電子レンジと見た目がほとんど変わらない点が一番気に入った様子でした。

商品が到着してからの感想も「今までと変わらないね」というもので、スムーズに使い始めることができたようです。




今の暮らしを続けたい父を支える


自立とはいえ、91歳の身には慣れないことはストレスに感じます。
身の回りのことを一人でできている分、それ以外のことに煩わされないで生活できるようサポートするのが私たち娘の役割。

電子レンジをネットで探して機能を父に説明し、納得してもらって注文するのは私の役割。
妹が実家に行ける日に合わせて配送してもらう。
あるいは日にち指定が無理なら父が受け取るだけ受け取って開梱せずにそのまま置いておき、妹が後日キッチンにセッティングする。

私たち三姉妹は誰一人として父といつも一緒にいることはできないので、こんなふうにリレーのようにバトンを渡しながらサポートしていきます。

何より助かるのは、父が娘たちの言うことを文句も言わずに素直に聞いてくれること。
これは大いに助かる点です。

そのために気をつけていることは、父のペースに合わせて説明することです。
ていねいに、ひとつづつ、わかりやすく。

しっかりしているとはいえ90代。
年齢なりの衰えは当然あります。
それでも現在の生活を続けたいのが父の希望ならば、その願いに添えるようサポートしていくつもりです。

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母、義父ともに入院時に使ったアメニティセット|利用のメリットとデメリット


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母は数年前に二度の大腿骨骨折で手術、入院をしました。
先日は義父が10日ほど入院。

高齢者は急に状態が悪くなったり転倒で骨折したりで、準備もないままある日突然入院ということがよくあります。

右向き三角1母の大腿骨骨折・入院|高齢者に多い大腿骨骨折・室内での転倒に注意!

右向き三角180代。2度の大腿骨骨折でも手術・リハビリで歩けるように!

母の入院のときに知ったのが「アメニティセット」です。
入院中に必要なものがほぼ網羅されています。
セットはいくつかのパターンがあり、必要に応じて選べるようになっています。

アメニティセットを使わず、本人や家族が用意したものを持ち込むことも可能ですが、最近では感染予防のために病衣とタオルは病院でリースしているものを勧められることもあります。

使えば当然費用がかかる「アメニティセット」ですが、便利な点も多々あります。
アメニティセット利用のメリットとデメリットについて、親たちの入院を通して気づいたことや感じたことを書いていきます。


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目次


 ・入院用アメニティセットとは
 ・アメニティセットに入っているものの例
 ・アメニティセットを利用するメリット
 ・アメニティセットを利用するデメリット
 ・まとめ


入院用アメニティセットとは


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入院が必要になると、病院から入院について書かれた「入院案内」が手渡されます。
その中に書かれているのは、入院手続きから入院生活に関する細々とした事柄。
洗面用具やパジャマなど、必要な日用品についても書かれています。

アメニティセットは病衣やおむつ、タオル類のほか、歯ブラシやコップ、箸セットなど入院に必要なものがセットされたものです。

病院が提供しているのではなく、病院が提携している業者が提供しています。
セット内容や料金は業者によって異なります。

病衣及びタオル類は、衛生管理と感染予防のため、病院でリースにて用意している物のご使用をお勧めいたします。

と入院案内に書いてあったのは、母が最初の大腿骨骨折で手術、入院した病院です。

「お勧め」とはあっても強制はされません。
あくまでも選ぶのは患者さん本人と家族です。

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アメニティセットに入っているものの例


母が入院した病院の例


  • パジャマ・寝巻
  • タオル類
  • 洗面用具
  • くし
  • 吸い飲み
  • ティッシュペーパー
  • 靴下
  • おむつ(おむつなしのタイプもあり)
  • 入歯入れ
  • ポリデント


費用については、手術を受ける場合、または紙おむつを終日使用する場合は1日1,500円前後、紙おむつを使用しない場合は1日700円前後だったと記憶しています。

ティッシュペーパーやおむつなどの消耗品は1日の使用制限なく利用でき、病衣やタオル類も1日の使用制限枚数はなく、汚れたり着替えたかったりするときにはどれだけ使っても1日あたりの料金は変わりません。


義父が入院した病院の例


  • ティッシュペーパー
  • コップ(ふた付き)
  • 歯ブラシ(キャップ付き)
  • 歯磨き粉
  • 洗口液
  • ヘアブラシ
  • リンスインシャンプー
  • ボディーソープ
  • お箸・スプーン・フォークセット
  • 入れ歯ケース・洗浄剤
  • 口腔ケアスポンジ
  • 食事用エプロン


おむつ、リハパンに関しては、家族が購入して持ち込むか業務用のものを看護師に管理を任せるか(入院費とともに請求される)の同意書があり、病院のものは割高だと看護主任から説明されました。
我が家の場合はリハパンをAmazonの「定期おトク便」で割安に定期的に購入しているため、持ち込むことに。

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費用についてはおむつ分が含まれていないので、母が入院した病院よりも安価です。
病衣、バスタオル、フェイスタオルにアメニティセットが付いて1日470円、病衣にアメニティセットが付いて1日330円、バスタオル、フェイスタオルにアメニティセットが付いて350円。

義父が入院した病院でもティッシュペーパーなどの消耗品や病衣、タオル類の1日の使用制限はありません。
ただしおむつは別料金なので、家族が持ち込まずに業務用のものを使用した場合1は枚単位、1袋単位で請求があります。

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アメニティセットを利用するメリット


  • 下着以外洗濯が必要ない

  • 消耗品(ティッシュなど)の補充がいらない

  • 1日の使用枚数、使用量の制限がないため、追加の料金が発生しない

  • 退院後に使わないものを入院のためだけに購入する必要がない

大きなメリットは以上の4つがあると感じました。

母の大腿骨骨折での手術を伴う入院の場合、実家から病院まで距離があったためおむつなどかさばるものを持って行くのは大変でしたし、主たる介護者の父は高齢で毎日1人で病院へ行くことは難しい状況でした。
ほかの家族もそれぞれ毎日母の元へ行くのは不可能。

そんな状況では、病院のアメニティセットがあってどれだけ助かったことか。

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タオル、病衣など汚れたら1日に何度でも取り替えることができますので、洗濯物交換のためだけに病院を訪問する必要がないというのはありがたいことでした。
お見舞いや顔見せは必要ですが、仕事などの都合で行けない場合でも汚れ物が溜まるということを気にしないで済むことは、精神的な負担を減らしてくれます。

またティッシュペーパーなどの消耗品は、1日の使用制限量なく利用できるのも助かりました。

義父の入院翌日に私が風邪でダウンしてしまい病院へ行けなかったことを考えると、洗濯物を気にしないで済むのは大きなメリットです。
夫が毎日行ってくれていましたが、仕事帰りに着替えを持っていくのは荷物になるためアメニティの利用を申し込んでおいて助かりました。

持参するならパジャマは前開きという指定がありましたが、義父は指先にしびれがありボタンはうまく扱えないため、自宅で使っているパジャマはかぶりのものばかり。
新たに購入しないで済むのもレンタルのメリットです。
退院後に使いにくいもの、使わないものは、あまり買いたくないのが本音です。

消耗品類は退院時に持ち帰ることもできます。
母の入院のときは、退院時に看護師さんが準備していてくれました。
義父のときは「必要なものはお持ち帰りください」と。
コップや箸セットなどは次の入院に使うことも可能です(次がないことを願いますが)。

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アメニティセットを利用するデメリット


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  • 費用がかかる

  • 必要ないものがセットになっていることもある

  • 使用量に制限がないとはいえ、タイミングよく補充されていないこともある


費用がかかることに関しては、入院が長引けばなおさらです。
この点に関しては、家族がどれだけサポートできるかとの兼ね合いになるでしょう。
洗濯や病院へ通うことが負担にならない場合はアメニティセットを利用せず、費用負担を減らす方がいいと思います。

でも仕事や介護者の体調の問題があったり、ダブルもしくはトリプルケアでほかにも介護する必要がある家族がいたり、小さな子どもがいる子育て中であったり・・・と家庭事情は様々です。
そんなときには費用がかかることと、手間を省くことの兼ね合いで選択する必要があるでしょう。

必要ないものがセットになっていることもあるという点に関しては、それを防ぐためにアメニティセットが数種類用意されていて、必要性を考えて選ぶことができるようになっていることが多いです。

それでも要らないものもあります。
例えば使い捨てエプロンやヘアブラシはまったく必要ありませんでした。
が、セットになっている以上、費用に含まれています。

使用量に制限がなく病衣やタオル類を何枚でも使えるということはメリットでもありますが、病状によっては本人が必要なときに申告できず、スタッフが気づいたときや家族が気づいたときにしか交換してもらえないこともあります。
その点ではデメリットにもなりえます。

義父の入院時には、病衣、タオル、バスタオルは常に2枚ずつ棚に用意してあったので足りていましたが、家族が病室に訪れたときに看護師さんに声をかけて補充してもらう必要が生じることもあると感じました。

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まとめ


母の入院、義父の入院ともに便利に利用できたアメニティセット。

これは病院からの提供ではなく、業者が扱っているものです。
そのため請求は入院費とは別に後日請求書が送られてきます。

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入院用アメニティセットは費用はかかるというデメリットがあるものの、状況によってはその費用に代えられないメリットがあると度々の入院で感じます。

高齢者の入院は予期できないことも多いです。
老老介護の場合はもちろん、子どもが介護をしていても介護者はそれなりの年齢になっています。
年齢なりの持病があったり疲れやすかったり。
子育て世代が介護している場合もあります。

そんな状況に合わせて便利なものを使う。
それによって入院中の家族がいても生活に大きな変化がない、介護・看病に専念できるというメリットもあると思います。

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義父の「障害者控除対象者認定書」の申請|確定申告・税法上の障害者控除の準備


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義父は現在要介護1でいくつかの介護サービスを使いながら、私たち夫婦と在宅で過ごしています。

まもなく確定申告が始まります。
義父の確定申告について、税法上の障害者控除を受けるために必要な書類を市役所に受け取りに行ってきました。

「障害者控除対象者認定書」です。


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目次


 右向き三角1税法上の障害者控除について
 右向き三角1障害者控除対象者認定書について
 右向き三角1障害者控除対象者認定書の入手の仕方
 右向き三角1障害者控除対象者認定書・即時発行と後日発行の違い
 右向き三角1障害者控除対象者認定書について誰に相談したらいい?
 右向き三角1本人、家族の心情
 右向き三角1まとめ


税法上の障害者控除について


国税庁のタックスアンサー「No.1160障害者控除」によれば

納税者自身、同一生計配偶者又は扶養親族が所得税法上の障害者に当てはまる場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを障害者控除といいます。


とあります。

この中には障害者控除の対象となる人の範囲についても書かれています。
そのひとつとして

精神又は身体に障害のある年齢が満65歳以上の人で、その障害の程度が(1)、(2)又は(4)に掲げる人に準ずるものとして市町村長等や福祉事務所長の認定を受けている人
このうち特別障害者に準ずるものとして市町村長等や福祉事務所長の認定を受けている人は特別障害者になります。


という記述があります。

※(1)(2)(4)については、タックスアンサーNo.1160障害者控除を参照ください。
 ⇒https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1160.htm

身体障害者手帳等がなくても「準ずるもの」として認定されていれば、「税法上の障害者控除」を受けることができるわけです。

ただし市町村等が発行した「障害者控除対象者認定書」が必要です。


以前にこんな記事も書いています。
右向き三角1要介護認定高齢者に対する税法上の障害者控除について|障害者手帳がなくても受けられます

▲目次に戻る


障害者控除対象者認定書について


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「障害者控除対象者認定書」は市町村等で発行してもらえます。

私が住む市では、年末に発行される広報誌と市が発行するハンドブックにその旨が記されています。
対象者の要件」や「障害者控除対象者認定基準の目安」も広報誌には詳細に書かれています。

HPにも記されていますので、該当するのではないかと思われる方は、対象者の住まわれる自治体のHPでをご覧になることをお勧めします。

現在要介護5の母が最初に申請したときも、HPで見つけました。
そのときは申請から1週間程度で郵送されてきましたが、今回義父の申請ではその場で即発行されました。

▲目次に戻る


障害者控除対象者認定書の入手の仕方


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私が住む市の場合は、申請者(申請書を窓口に持参する人)の印鑑と身分証明書対象者(今回の場合は義父)の介護保険被保険証または写しを持参して、申請書を市役所の介護保険課に提出します。

申請書は窓口にも置いてありますし、市のHPからダウンロードすることもできます。
可能であればあらかじめダウンロードして記入したものを持参すると、手続きが早く終わります。

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障害者控除対象者認定書・即時発行と後日発行の違い


先ほども書きましたように、母の場合は申請書を提出した上で後日郵送で発行され、義父の場合は申請書を提出すると同時に発行されました。
自治体によって違いがあるようです。

母の住む自治体のHPには

申請していただきますと、介護認定の資料等を参考に、ご本人の身体状況等を確認し、障害者控除認定書の交付を行います。

とあります。

申請後に認定者となるかどうか確認するということです。

義父の場合はケアマネさんが年末に確認してくれましたが、すでに認定者として登録されていたようです。
そのため申請書の提出と同時に、障害者控除対象者認定書の発行となりました。

ただし認定者として登録されてはいても、申請しない限り「障害者控除対象者認定書」が送られてくることはありません。
日本の社会保証制度は「申請主義」が原則だからです。

ケアマネさんによれば、「あなたは対象者になっていますよ」ということを郵送で知らせてくれる親切な市町村等もあるそうですが、基本的には自分で情報収集する必要があります。

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障害者控除対象者認定書について誰に相談したらいい?


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基本的には何でもケアマネさんに相談するようにしています。
自治体の窓口で尋ねるよりも、被介護者の状況を一番よく理解してくれている人だからです。

母の在宅介護中もケアマネさんを頼っていました。
現在はグループホームに入居中ですので、何かあればスタッフやホーム長さんに相談しています。

要介護認定を受けている場合、一番身近なのはケアマネさんです。
義父の障害者控除対象者認定書の申請に関しては、要介護1なのでまだ対象者になっていないのではないか・・・と思っていました。

念のためにケアマネさんに尋ねたところ、その場に義父の資料がなかったため直接市役所の介護保険課に電話で問い合わせてくれました。
その結果、対象者になっていることがわかった次第です。

義父の場合は認知症があっての要介護1ですが、認知症だけでなく内部疾患も含めた上で認定内容が決まったと市役所の窓口で説明を受けました。
要介護認定の度合いだけでなく、主治医意見書や認定調査票に記載されている内容等を参考に身体状況を確認した上で認定されるそうです。

市の広報誌やHPから情報を得るのも大事ですが、身近なケアマネさんは一番頼りになる存在です。

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本人、家族の心情


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母の「障害者控除対象者認定書」を最初に受け取ったのは3年前のことです。
送られてきた書類を見た父の表情は今でも忘れられません。

まだ在宅介護中でしたが、在宅での介護に限界も見えてきたころです。

関連記事
右向き三角1認知症家族の介護・在宅介護の限界|在宅介護から施設介護へのタイミング

父は「障害者に準ずる」という文字にショックを受けている様子でした。
母の現状はたしかにそうです。
それでも文字として役所に突きつけられた思いだったのでしょう。

先ほど日本の社会保証制度は「申請主義」が原則ということを書きました。
申請をしなければ認定も給付等も受けられないということです。
権利行使のためにはまずは申請です。

逆を言えば、権利を行使しないのであれば申請は必要ありません。
もし本人や家族が心理的に認定や給付、税の控除等を受けたくないと考えるのであれば、申請する必要はありません。
それは本人や家族の意思によるものです。

父にきちんと説明して納得してもらった上で、母の申請をしたと思っていました。
それでも父の書類を受け取ったときの表情を思い出すたびに、もう少し気持ちに寄り添って丁寧に接した方がよかったのか・・・という思いにもかられます。

3年経った今、父もそういったことに慣れてきましたので、これでよかったのだと自分を納得させています。

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まとめ


介護にかかわらず何事も情報を集めることは大事なことです。

現在は高齢者だけの世帯や高齢者の一人世帯が多くなっています。
高齢者だけの世帯では情報収集が難しい場合もあります。

離れて住む家族が声をかけてあげることが大事だと考えます。

確定申告がまもなく始まります。
控除対象かもしれない・・・と思われる方は、障害者控除対象者認定書を受け取れるよう早めに申請されることをお勧めします。

参考にどうぞ。

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どれだけ体がつらくても、私が在宅介護と遠距離介護・見守りを続ける理由


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数日実家に滞在し、両親の様子を見て一緒に過ごしてきました。
実家は自宅から在来線と新幹線を乗り継いで4時間半〜5時間の距離にあります。

母は認知症対応のグループホームに入居中、父は一人暮らし。
すぐに行ける距離ではないので、実家近くに住む妹と、実家から1時間ほどに住む妹と3人で、「できる人ができる時にできることを」という合言葉で、協力し合って両親を支えてきました。

長女の私は遠距離かつ義父を在宅介護中、次女はフルタイムで出張の多い仕事に従事、三女は子育て真っ最中!
両親を支えるといっても、それぞれに事情を抱えています。


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目次


 右向き三角1ここ数年の実家訪問の変遷
 右向き三角1義父の在宅介護・見守りが生活の大部分に
 右向き三角1在宅介護と遠距離介護・見守りの始まり
 右向き三角1つらいのは体だけじゃない!
 右向き三角1それでも在宅介護と遠距離介護・見守りを続ける理由
 右向き三角1まとめ






ここ数年の実家訪問の変遷


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母がグループホームに入居してからまもなく3年が経ちます。
現在要介護5で車椅子の生活です。

父がレビー小体型認知症の母を在宅で介護していたころは、1ヶ月半〜2ヶ月に1度の頻度で実家を訪れていました。

急な呼び出しと自分の予定との兼ね合いで、トンボ帰りで2往復したことも。

関連記事
右向き三角1超老老介護・そろそろ限界なのかもしれない|今後の対策のために実家を緊急訪問中


母がグループホームに入居してからは、母の元を訪れるためと、一人暮らしになった父(要介護認定は非該当、自立です)の生活支援と見守りのために通っています。

母の入居後は安心感もあり、通う頻度が減ってきたのも事実です。
でも「たまにはお母さんのためじゃないときにもおいでよ」という父の言葉に、あぁ父自身が娘に来てほしいんだなと気づき、なるべく通うように心がけてきました。

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義父の在宅介護・見守りが生活の大部分に


昨春から義父を我が家に呼び寄せて、介護サービスを目一杯使いながら、在宅介護・見守りの生活をしています。

現在要介護1。
まだまだ自分でできることもありますが、認知症も患っているので常に見守りや声がけ、手助けが必要な状況です。

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右向き三角1在宅介護スタート!|義父と急遽同居することになりました


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在宅介護と遠距離介護・見守りの始まり


義父との生活が始まってすぐのゴールデンウィーク。
私は少しゆっくりと体を休めるつもりでした。

でも夫の考えは違います。
「こういうときだからこそ、1泊2日でもいいから実家へ行った方がいい。お父さんは娘を取られたような寂しい気持ちになっているだろうから」

父は昭和ひと桁世代。
嫁いだ娘が嫁ぎ先の親の世話をするのは当たり前、という考えを持っています。
それでも夫が言うような気持ちが無いわけではないでしょう。

「えーっ!遠いのに1泊2日?」という思いがありましたが、そのときは1泊2日で実家に行き、母の元を訪れて父と過ごしてきました。

それ以来、夫の予定とすり合わせて、2泊〜3泊で月に一度実家に通っています。
昨秋以降、義父がショートステイを利用するようになってからは、それに合わせて予定を入れるようになりました。

関連記事
右向き三角1介護保険でのショートステイ利用|利用までの手続きや料金など

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つらいのは体だけじゃない!


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50半ばを過ぎ60代が見えるようになってきて、体の衰えをひしひしと感じています。

16年ほどのスポーツクラブ通いで、体力には比較的自信がありました。
でも最近では、疲労からの回復力の遅れを感じています。

実家から帰るとダラダラの生活を経て、義父がショートステイから帰るころに、ようやくいつもの生活に戻るような状態です。

体力的にも気力的にもつらいですが、経済的にもつらいのが本音です。
新幹線での毎月の往復は、交通費だけでも「諭吉さま」が数枚飛んで行きます。

実家への交通費を「遠距離介護の交通費を心理的負担なく捻出する方法」という記事に書いたように捻出していますが、行く回数が増えてきたので、この方法だけでは足りなくなってきているのが現状です。

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それでも在宅介護と遠距離介護・見守りを続ける理由


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ひと言で言えば、後悔したくないから。
親を見送った友人たちは皆、口々に言います。

「生きている間にしかできないんだよ」
「もっといろいろしてあげたかった」
「後悔のないようにね」


経験者の実感のこもった言葉だと感じています。
ことに急に親が亡くなった友人は、心の準備ができなかったと嘆いていました。

今親と過ごす時間は、そう遠くない先にある別れへの心の準備時間だとも思っています。

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まとめ


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毎日義父と接していて、「なんで自分の親には同じことをしてあげられないんだろう」という理不尽さも正直なところ感じます。

義父は病気を抱えていて、実父は「自立」ということを差し引いても、90を超えた父のことを思うとやるせない気持ちにもなります。

私の近くに父が住んでくれたら、あれこれしてあげられるのに・・・とも思います。
父と妹たちと私とで、そのことについて話し合ったことはあります。
でも父の望みは、「健康面が大丈夫なら母のそばにいたい」というものです。

父の思いを尊重することが大事だということは理解しています。
その上でできることを3姉妹でやっていくしかないんだと、妹たちと何度も話しました。
割り切ること、諦めることも必要なんだと。

今私にできることは、健康に気をつけて両親の元へ通うこと。
元気でいなければ、3人の親たちを支えていくことはできませんから。

でもいつも思ういます。
「私たちが老いたときは一体誰が???」
私たち50代世代に介護が必要になるころは、子どもを当てにできる時代ではないですし、子ども世代は私たち以上に自分たちの生活で精一杯の世代でしょうから。

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義父の介護・見守りで帰省のない年末年始を過ごす


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私の実家も夫の実家も、現在の住まいから500キロ〜600キロの遠距離にあります。
年末年始や夏休みに帰省するのは長年の習慣になっていました。
親が年老いてきてからは、GWなどの連休にも帰省して親たちの様子を見ることに。

昨春、夫の父を我が家に呼び寄せて、介護・見守りの生活が始まったため、数十年ぶりに帰省をしない年末年始を過ごしました。


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介護・見守り生活の年末年始


義父の体調を考えて、極力普段とは変わらない生活を心がけました。
認知機能が低下しているため、いつもと同じ状況で過ごすことが、一番ストレスがかからないからです。

「三が日はデイサービスがお休み」ということが、義父にとっては一番大きい変化だったことでしょう。

朝もいつもどおりに起きて、三度の食事をして、いつもどおりに眠る。
この繰り返しです。

おせち料理もいつもの食事同様に、小皿に盛ってトレイにのせて。
できるだけ生活の景色が変わらないことが大事です。

お雑煮のお餅は、1個を6分の1に切って焼きました。
お餅をのどに詰まらせるニュースは毎年のように聞きます。
小さくてお餅らしくなく気の毒だとは思いますが、用心用心。


朝寝坊できないのがツライ!


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いつもどおりの生活を送るためには、私たち夫婦も変わらない生活をしなければなりません。
朝寝坊もできません。
夫の在宅日は多少寝坊しても大丈夫ですが、朝寝坊できないことは介護生活が始まってから私にとって一番ツラく悲しいことです(笑)。

元日は私が早く起き、2日3日は私が起きる前に夫が義父の朝食を準備してくれ、朝の支度などもしてくれました。
義父にとっても、息子が世話をしてくれるのは嬉しいようなので、任せています。


介護サービスを今年も存分に利用


義父は昨年6月末に週1回のデイサービス利用から始めて、現在では週に6回のデイサービスと月に2泊3日のショートステイを利用しています。
これらの介護サービスのおかげで、我が家の生活が回っています。

大晦日まで利用できたので、スタッフの方々には感謝の思いしかないです。



デイサービスは今朝からまた始まりました。
機嫌よく楽しそうに通ってくれているのが何よりです。
実家の母のときには、「行きたくない!」で家族皆が苦労しましたから。

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右向き三角1デイサービス利用の拒絶|その理由と母の心の内を探る

右向き三角1通所介護(デイサービス)施設の変更|変更の理由とその手続きの方法

右向き三角1デイサービスへ行くことを拒否する母への対応|施設スタッフが約束どおりのお迎えを



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このブログはテーマが様々で、とりとめのないことも書いています。
それでも読んでくださる方々がいることが、励みになっています。

今年もマイペースな更新ですが、昨年と変わらずに訪問していただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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【あさイチ】離れて住む親の介護・親の呼び寄せ|我が家の場合


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朝の情報番組「あさイチ」では、以前から「離れて暮らす親の介護」について、いくつかのテーマごとに特集が組まれていました。

要介護認定の手続き、地域包括支援センターの利用、遠距離介護、介護施設探し、高齢者住宅等々。
先日の放送のテーマは親の呼び寄せ。

今春、義父を600キロ離れた場所から我が家に呼び寄せた私にとって、一番身近なテーマです。
そして今後、実家の父の呼び寄せも課題となっています。


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目次


 右向き三角1親が元気なうちは先送りしてしまう将来の介護問題
 右向き三角1離れて暮らす親の介護に正解はない
 右向き三角1先手先手の情報収集が大事
 右向き三角1親の呼び寄せ・我が家の場合
 右向き三角1親を呼び寄せてすぐにしたこと
 右向き三角1まとめ


親が元気なうちは先送りしてしまう将来の介護問題


親がいつまでも元気なはずはないのに、どこかでそれを期待してしまう。
期待しながら肝心な問題を先送りにしているうちに、親がますます老いていく。

我が家でも親のことを考えてはいたものの、親が健康であることに甘えていた部分は大いにありました。

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離れて暮らす親の介護に正解はない


番組では親を呼び寄せて介護をしている人、離れたまま介護を続けている人、今後どうしようかと悩んでいる人など、様々な立場からの経験談や意見が見られました。

介護される親の今までの生き方、暮らし方、ものの考え方、性格。
介護する子どもの仕事や育児、ライフスタイル、今までの親子関係。
それぞれが組み合わさると、数知れない介護のパターンが存在します。

ある家族によってはうまくいったことが、別の家族には当てはまらないということが当然起こります。

参考になる意見や情報は存在しても、正解は誰も教えてくれません。
どの家庭にも当てはまる正解がないからです。

正解を求めてさまようより、親子それぞれが求める優先順位や譲れない点を出し合って、擦り合わせていくしかないと考えます。

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先手先手の情報収集が大事


介護の問題はある日突然起こることも多いです。
我が家の場合もそうでした。

そのときに即座に動くためには、事前の情報収集が大事になります。
要介護認定の手続き方法、呼び寄せる場合に親が住む場所は子どもの自宅なのか施設なのか、施設にはどんな種類があるのか、子どもが住む自治体にはどんな福祉サービスがあるのか・・・。

そんなことを日常から知っておくことや考えておくことは、急な介護や呼び寄せが起こったときに大きく役に立ちます。

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親の呼び寄せ・我が家の場合


この春に呼び寄せた義父は、義母が亡くなってから約4年間一人暮らし。
一人暮らし高齢者の見守り|遠距離に住む身内にできること」という記事に書いたように、携帯電話を使った毎朝の定期連絡で安否確認をしていました。

その定期連絡が途切れたことが、義父の体調変化を知るきっかけとなりました。

関連記事
右向き三角1在宅介護スタート!|義父と急遽同居することになりました

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親を呼び寄せてすぐにしたこと


義父の急な体調不良により我が家にを呼び寄せること決めてから、実際に呼び寄せるまでわずか3日。
まずは義父の寝室を確保することから始めました。

関連記事
右向き三角1きれいで見えない収納よりも、見栄えの悪い見える収納が役に立つこともある
(別ブログの記事です)


我が家に来てもらってからまずしたことは、医療機関の受診
1ヶ所では済まず、紹介状をもらいながら数日かけて3ヶ所回りました。
その結果を持って最初の医療機関へ。

治療が始まってからも様々な問題点が生じ、そのたびに紹介状を持って総合病院へ。
大まかな治療方針や処方薬は決まったものの、その後も検査結果によって薬が微調整されていきました。


その間に同時進行でしたことがいくつかあります。

  • 義父が住んでいた自治体の高齢者福祉サービス関連の部署に連絡を。
    また一人暮らしを見守っていてくれた地区の民生委員さんにも電話を入れました。
    急に長期留守になっていては、心配や迷惑をかけますから。


  • 義父のかかりつけ医にも連絡を入れました。
    本来ならば受診をして医療情報提供書をもらうべきですが、急なことでできなかったため、とりあえずはそれまで処方されていた薬の説明書をファックスで送ってもらいました。


  • 住んでいた自治体への転出届の提出と、我が家がある自治体への転入届の提出
    遠距離で郵送でのやりとりだったため、転出届提出から転出証明書発行を経て転入届提出まで、往復ともに速達を使っても5日かかりました。


  • 関連記事
    右向き三角1転出届は郵送でも可能です・手続きの方法と必要書類|遠距離に住む義父の転出届


  • 転入届の提出と同時に、要介護認定の申請を。


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右向き三角1要介護認定・区分変更申請|主治医意見書を書いてもらうときに気をつけたこと

右向き三角1介護保険・要介護認定の結果に疑問、不服があるときは

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まとめ


介護経験者の話を聞くと、「後悔のない介護はない」という言葉がよく出てきます。

何をしても、どんなふうにしても、親を見送った後には
「もっと何かできたのではないか」
「もっといい方法があったのではないか」
といったことを感じるのでしょう。

それは後悔というよりも、親への愛の表れではないかと私は思います。
親への愛情がなければ、きっとそんなことは感じないでしょうから。

実家の母の遠距離介護、義父の介護を通していつも思うことは、その都度状況を的確につかんで情報を取捨選択し、納得のいく介護をしていきたいということです。
ベストな答えは出ないけれど、ベターな選択をしてお互い少しでも快適に過ごせたらと考えています。

今後実家の父の呼び寄せも我が家にとっては大きな課題です。
複数の親を同時に介護するという問題もはらんでいます。

まずは自分自身が健康で介護できる体調、体力、気力を維持しなけらばならないと常々痛感しています。

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在宅介護から施設介護へ至るまでの家族の思い|グループホーム・ホーム長さんの異動に際し思い出すこと


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実家の母が認知症対応のグループホームで生活するようになって、2年8ヶ月が経ちます。
先日父からの連絡で、入居当時からのホーム長さんが転勤になったということを知りました。

穏やかで優しいホーム長さん。
おとなしいイメージでしたので、当初父は頼りないんじゃないか・・・と感じていたようです。
もちろん頼りないどころか、どんな場面でも頼りがいのある方でした。

母の入居前から様々な場面でお世話になったホーム長さん。
当時書いた記事を読み返すと、私たち家族が感じていた不安や母への切ない思いもよみがえってきます。

過去記事を交えながら、在宅介護から施設介護へと移っていく様子やそのときの家族の思いなどについて書いていきます。
そろそろ施設介護へ移る必要があるのではないか・・・と逡巡している方の参考になれば嬉しいです。


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目次


 ・姉妹で老老介護を支える
 ・在宅介護・もう無理?まだできる?
 ・施設に介護をお願いした家族の思い
 ・離れて暮らしても介護は続く
 ・両親を支え続けるために必要なこと


姉妹で老老介護を支える


母が認知症であろうと診断されてからグループホームに入居するまでの期間は約2年です。
老夫婦2人暮らしでしたから、父がほぼ1人で介護をしてきました。
80代後半から90歳直前まで、父が頑張ってくれました。

そんな両親を支えるため離れて暮らしている私たち娘3人は、自分たちの生活の範囲内でできるだけ実家を訪問。

私は遠距離に住んでいますので、度々訪れることはなかなか難しい状況でしたが、訪問時には1週間前後滞在していました。
数日一緒に過ごすことで、両親が困っていることや不自由な思いをしていることなどの解決に当たるのが私の役目です。

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在宅介護・もう無理?まだできる?


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80代後半の父が母の介護を担っていましたから、体力面でも気力面でも限界が来るのは時間の問題です。
父は、妻の介護は自分の当然の役割と思いながら母に接してくれていました。

が、認知症という病気ゆえ、お互いに思うようにいかないことが時間の経過とともに増えていきました。
家族として一番辛かったのは、「もう無理!」という父の様子と「まだできる!」という父の思いを感じることです。

正直なところ、私たち娘の誰かが一緒に暮らすことができれば、母はまだ家にいることができるような状態でした。
それでもグループホーム入居を決めたのは、父が「自分の命を削っているように感じる」とSOSの言葉を発したからです。

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施設に介護をお願いした家族の思い


本人も家族も喜んで施設入居に至ったわけではありません。
母にとっては夫のいる安心な我が家から、他人だらけの不安な場所へという大きな環境の変化。
家族にとっては自分たちが介護できずに施設へ預けたという後ろめたさ。

みんなが大きな変化の中で様々な思いを抱えていました。
今となっては、すべて時間が解決してくれたと思えます。

が、当時はこれでよかったのか、家にいるよりも病状が進んでしまうのではないか、一緒に暮らすという選択はできなかったのか、もう無理だったのだから仕方ない・・・といった気持ちが行ったり来たり。

結局は「慣れる」ということには時間が必要だったのです。

関連記事
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離れて暮らしても介護は続く


在宅介護から施設介護に移ったといっても、介護が終わったわけではありません。
季節ごとの衣類の入れ替えや、入院や通院が必要になった場合の付き添いなど、するべきことはたくさんあります。

施設介護に移ったことで得た一番大きなメリットは、父の睡眠時間の確保ができたことと父のストレスが軽減したことです。
父の健康を保つ上で、どうしても必要なことでした。
父にも父の人生がありますから。

ケアマネさんの尽力で、自宅から徒歩圏内のグループホームに入居できたおかげで、父は毎日母の元へ通うことができています。
今の父にとっては、母に会いに行くことで介護を継続。
そんな介護の形もあるのだと思います。

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両親を支え続けるために必要なこと


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私たち娘3人は在宅介護時と同様に、両親のサポートを続けています。
内容は時間の経過とともに変わり、気持ちの面でも変化が生じています。
それは両親から娘たちへの最後の教育、教えなのでしょう。

入居当時には要介護3だった母は、数度の大腿骨骨折を経て現在は要介護5。
認知症の症状も進んでいますが、調子の良いときには自分から話しかけてくれることもあります。

父、母、そして娘たち3人。
みな別々の場所で暮らしています。
両親を支えていくに当たって、一番大事にしているのは情報の共有です。

父からは母の介護に関することやグループホームでの様子、健康状態など、折に触れ連絡があります。
私たち3姉妹はそれぞれが実家を訪問したときに気づいたことや、お互いにやっておいてほしいことなどをLINEで共有しています。

情報を共有することで、誰が対応すべきなのか、どうやって解決すべきなのかが見えてきます。

誰もが両親の状態を把握できること。
在宅介護時からこの点を大事にしたおかげで、要介護度が進んでいっても介護の形態が変わっていっても、比較的スムーズに対応できていると感じています。

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右向き三角1複数の手と目で両親を見守るのに必要なこと|情報の共有と思いを汲み取ること


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