家族とのお出かけ、学校行事の役員の集まりなどで夜に外出することはたまにありましたが、まるっきりのプライベートなお出かけは久しぶり。
というより、初めて??
お出かけはたいてい昼間に、家族の留守の間に済ませていましたから。
専業主婦だとそんなものですよね。
友人に誘われて京都国立博物館での「琳派誕生400年記念特別展覧会
『琳派 京(みやこ)を彩る』」へ(11月23日まで開催)。
ある新聞社の貸し切りで、夜からの観覧となりました。
琳派とは
琳派とは、江戸時代に現れた装飾的な作風を特色とする、俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一といった芸術家の一群をゆるやかにつなぐ言葉です。
【京都国立博物館HP「展覧会の見どころ」より】
直接的な師弟関係はなく、私淑(直接に教えは受けないがその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと)によって継承されてきたのが琳派です。
本阿弥光悦と俵谷宗達の競作
重要文化財である「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」は、宗達が金銀泥で鶴を描き、その上に光悦が三十六歌仙の和歌を記したものです。
これ以外にも、四季折々の草花を描いたものに和歌が書された色紙など、宗達の料紙装飾と光悦の書のコラボを堪能できました。
見どころ
私淑によって継承され、模写を通じて技法を学び発展してきた琳派。
俵谷宗達の「風神雷神図屏風」を1世紀を隔てて尾形光琳が模写、さらに1世紀の時間を経て酒井抱一が模写。
この三者による「風神雷神図屏風」が、この展覧会の期間中に一堂に並びます。
残念ながら、私が観覧したときは、宗達と光琳のみ。
3つが並ぶのは、10月27日〜11月1日と11月3日〜8日です。
興味のある方は、どうぞお見逃しなく。
美術や日本史の教科書で学生時代からおなじみの宗達の「風神雷神図」。
同じ構図でも2つ並んだものを首を左右に振りながら見比べると、それぞれの個性が感じられてきます。
三者の「風神雷神図屏風」が一堂に会する様子は、さぞかし壮観なことでしょう。
ミュージアムショップでお買い物
館内のミュージアムショップでは、作品をあしらった様々な商品が並んでいます。
お土産に、またご自身用にいかがですか。
私はいつものことながら、一筆箋を購入。
日ごろから様々な一筆箋を集めて楽しんでいます。
一筆箋に関しては「メールではなく手紙でお礼状が届く」という記事にも書いています。
秋の深まりを感じるこの頃。
芸術に触れ、ゆったりとしたひと時をお楽しみくださいね。
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