高齢のため、来年の年賀状で最後にしたいとのこと。
そのための文面も入れてほしい、という依頼でした。
いずれは私も出すかもしれない終活年賀状。
そんなことも考えながら、文面を作っていきました。
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終活年賀状・年賀状じまいとは
「終活年賀状」「年賀状じまい」という言葉は、ここ数年よく聞かれるようになってきました。
「来年から年賀状を辞退する」旨を伝える「最後の年賀状」のことです。
必ずしも終活の一環としてということでなく、若い世代でもLINEやSNSなどに移行したいという場合もあるかと思います。
さらに若い世代では、元々年賀状を出していない・・・ということもあるでしょうね。
終活年賀状・年賀状じまいをせけんではどう感じているか
かつて新聞で終活年賀状についての記事を読みましたが、受け取る人によっては、「新年早々、絶縁状をもらったようで気分が悪い」という意見もありました。
最近では終活年賀状、年賀状じまいと言った言葉もたびたび聞かれてようになったため、以前よりは理解されやすくなっているように感じます。
我が家にも数年前から、「退職を機に」「還暦を機に」「高齢なので」といった理由から、「今年で最後にします」という内容の年賀状が少しずつ届くようになってきました。
そのような年賀状を受け取ったときには、先ほどの新聞記事のように「気分が悪い」という思いはなく、そういう年齢になったんだな・・・と淡々とした気持ちでした。
父の終活年賀状を作成するときに気をつけたこと
あらかじめ、どんな文面にしたいか大まかに父の希望を聞き、最終的にOKをもらってから印刷しました。
気をつけた点は次のようなことです。
- 高齢であることが理由だが、病気のことをどこまで書くか。→ぼんやりとした言い回しにしました。
- 年齢を入れるか。→入れました。
- 自分からはもう出さないが、これからも相手のことを忘れずに気にかけていくという文を入れる。
- 喪中の人へは寒中見舞いでお知らせを。
あちこちのサイトにある文面も参考にしましたが、「自分から年賀状を出すのは最後だけれど、送ってくれるのは構わない」といった言葉を入れるのは、厚かましいお願いだと私は感じましたので、入れませんでした。
父も望まないと思いますから。
出来上がった年賀状のサンプルを父に見てもらいましたが、気に入ってくれたようで、訂正も修正もありませんでした。
特に、病気のことをはっきりとは書かずに、ぼやかしながらも高齢だけが理由ではないのだろうな・・・と想像できそうな文章にしたことに、特に満足した様子でした。
おわりに
父の終活年賀状を作成したことで、自分や夫はどうするかを話し合うきっかけになりました。
還暦や退職はひとつのタイミングですが、そのときの体調や気持ちに応じて臨機応変にしていこう、そのときにならないとわからないだろう、というのが私たちの結論です。
父は目が悪くなってきて、送る相手それぞれにふさわしい「ひとこと」を年賀状に自筆で添えることが難しくなってきました。
これが年賀状を最後にしようと決めた大きな理由です。
それを考えると、私も夫もまだ明白な理由は見つかりません。
いずれは・・・とは思っていますが、それがいつになるのかはまだわかりませんし、年を重ねるごとに今よりも人とのつながりを持っていたいと感じるようになるかもしれません。
父は90歳をとうに超えています。
元気に暮らしてはいるものの、いつ何が起こってもおかしくない年齢です。
ある日突然・・・ということもあり得ます。
縁起でもないことですがそんなことを考えると、父の年賀状を作成しながら、「終活年賀状の翌年に喪中はがきを出すのではないか・・・」という不安もよぎりました。
でも、もしそうなったとしたら、父は年賀状について自分できちんと始末をつけた、大したものだと思うことにしよう!
そう心に決めたら少し楽になりました。
父が自分で決めたということが、何よりのことだと思っています。
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